お勉強を抱えている人は、ぱっと見でわかるものでございます。
身体全体からにじみ出る不幸感というか、灰色のオーラといいますか、においといいますか、ま、そんなものを感じるものでございます。
専門学校が近くにある方は、一度、その建物に入る人たちを観察してみてください。
即、誰が受験生で、そうでないか、すぐにお分かりいただけるかと存じます。
さて、お勉強を抱えた人・受験生の大特徴は、「顔」にございます。
何となく無表情で、能面のような顔をしているのでございます。
その原因は、お勉強をしている際は、それほどに感情が動かないからでございます。
当たり前といえば当たり前で、テキストを読んで大笑いしたり、問題集や過去問を開いて、さめざめと感動の涙を流すなんざ、有史以来、絶えてないことでありましょう。
ある意味、お勉強中に、感情が起伏する方が、変でありましょう。そっちのほうが変人でございます。
さてさて、結論を言えば、お勉強はそのお勉強たる作業の故に、顔の筋肉が刺激されず、能面のような無表情になってしまう、という塩梅でございます。
しかし、この「無表情」というのは、生きていく上で、あまり薦められる状態ではありません。
顔は実に「物」を語りますから、能面のようなのっぺらぼうになっていては、合格以後に支障が生じてしまいます。
そこで、トイレなど、独りになる際に、顔の筋肉を使って、文字を書く「遊び」を紹介したく存じます。
簡単です。顔の全部の筋肉を使って、顔全体で大きく、ひらがなの「あ」なり、「い」なり、「う」なりと書こうとするのでございます。
あかさたなの計25文字を顔の筋肉を使って描こうとすれば、かなり、顔の筋肉がほぐれます。
先のススメでも申しましたが、目の周りの筋肉が緊張するのがお勉強でありまして、目周辺の筋肉が固まれば、やはり応じて、顔全体の筋肉も硬くなってしまいます。
顔の筋肉が硬くなって鈍くなるから、表情がなくなっていくという塩梅でございます。
変な顔というのは、顔の形やパーツの位置ではなく、表情の問題とも言われております。
顔全体を使って文字を書けば、顔の筋肉もほぐれ、すっきりいたします。 微笑みもすっと出せるようになるでしょう。
ただ、この顔文字書き中の顔を見られると、100年の恋も急速解答しますので、誰にも見られないのを確かめてから、こっそりと、顔文字書きの遊びをお試しくださればと存じます。
2011年5月12日 9:50 PM
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