| カテゴリー: 過去のススメ |
「あきらめる」の言葉遊びでございます。
お勉強といいますのは、努力でその多くをカバーできるのではありますが、やはり、相性というものがございます。
諦めるべきかどうかを、迷った際は、以下のようにお考えくださればと存じます。
まず、諦めるにあたっては、自分がそのお勉強に対して、飽きていないかどうかをお考えください。
「飽き」といいますのは、絶対に起きる現象でありまして、どれほど熱意と情熱とやる気とがあっても、必ず、続けていくうちに飽きるものでございます。
飽きないものは、この世にない、と言ってもようございます。
お勉強に飽きに飽きて、見るのも嫌になって、やらないから力も付かず、成績も伸びず、という状態になって、お勉強を諦めようとするならば、「諦めるのはまだ早い」と申し上げたく存じます。
飽きというのは、実に一時的なものでして、3日、1週間、10日と時間を置けば、かなりの程度で、飽きというのは解消されているのでございます。
お勉強といいますのは毎日するのが基本でございます。
毎日するから、理解できるところが増えて来て、記憶のノリもよくなってくるのでございます。
しかしこの毎日のお勉強が、つまり、最も確実な実力アップ方法が、飽きを生じさせる原因ともなっているのでございます。
先ほどもいいましたように、飽きは時間さえ置けばかなり解消されますので、まず、お勉強の方は一時中断して、他のことをやるべきかと存じます。
まあ、言ってしまえば、積極的なサボりでございます。
たとえば、映画を、DVDではなくて映画館まで見に行ったり、レンタルビデオ屋にてこれまでまったく見ていなかったジャンルのものに挑戦してみたり、溜まった雑事・雑用を消化したり、押入れや車のトランクの整理・車の洗車・整備をしてみたり、パソコンのデータの整理・ホコリ取りをしてみたり、たまには腕によりをかけて料理をしてみたりと、お勉強で脇に置かれてしまったことを、びっしばっしとやってみるのでございます。
お勉強という重荷がなくなりますと、何でも楽しいといいますか、気が楽といいますか、気分転換になると申しますか、心から垢が取れると申しますか、本当にスッキリとしていくものでございます。
3日くらい、まったくテキストや問題集に手を付けずにいたら、再勉強の際には、新鮮味も感じることでありましょう。
ちなみに、注意事項を1つだけ。
この積極的なサボりのときは、微塵ほどもお勉強のことを考えてはいけません。たとえ、5分ででも、でございます。
お勉強をしないときはしないという割り切りと決心とが、心の一新を促すのでありまして、未練たらしく、ぐだぐだするような真似はしないほうがよいように思います。
余計に飽きが深まってしまうでしょう。
「飽き」といいますのは、いくらでも解消が効きますので、お勉強への「飽き」から、お勉強を諦めるのは、おやめくださいませ。
せっかくこれまでにやってきたことを、こんな原因で放棄するのは、少々もったいないように考える次第でございます。
2010年11月25日 9:30 AM
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