独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

難しいは散歩のときに

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

考えるというのは、単に机の前で唸ることではありません。
机の前で唸っていれば、いったい誰が自然と名案やヒントが湧くと、言い出したのでしょうか。非常に謎でございます。
机の前でうんうんと唸ったり、首をひねっていれば、何かいいことがあったでしょうか。
基本的に、わたくしはよいことがなかったので、考え込むという行為については、懐疑的でございます。
1時間、考えに考えてみて、または、紙にあれこれと書き出してみて、またまた、文献をアレコレと当ってみて、何にも進展がないときは、潔く、机の前から離れるべきでございます。
そのまま、12時間座っていても、問題は解決しないことでしょう。
考え込むというのは、大概、難しいことやわからないことが、その対象であるかと存じます。
しかし、先に言ったように、難しいことやわからないことを考えてみて、1時間を経過したなら、場を変えるべきでございます。
推奨するのは、散歩に行くことでございます。そして、歩きながら考えてみることでございます。
近くの公園なり、河川敷なり、町内なりをぐるぐると、20分〜30分かけて、ゆっくり歩きながら、いま一度、前提から始めていったんゼロから考えてみることでございます。
なかには、せっかく捻出した勉強時間でありますから、散歩なんかもったいない、という方も居られるかと存じます。
そのようにお考えならば、否定は致しませんが、是非とも、考えに考えた結果、上手く行ったか行かなかったかだけは、きっちり把握してくださればと存じます。
考えに考えればうまくいく、という方も居られるでしょう。ただ、わたくしは上手く行かない人なのでございます。
うんうんと唸るよりかは、20〜30分の時間を犠牲にして、身体を動かしリフレッシュしてから、新たな解決方法なり解消の仕方を模索した方が、早いと実感する次第でございます。
考え込んでも名案が湧くでもない方は、うんうんと唸るようになったり、考えが煮つまったり、どん詰まりに落ち込んだり、思考の袋小路に入り込んだら、お散歩に出かけてくださればと存じます。
歩きに歩くと、呼吸も整ってきますし、身体動かすことから血流も増します。次第に、考えに疲れた頭もしゃんとしてくるでしょう。
そうすると、1〜2つくらいの、「こうしたらいいかも」とか「こうしてみよう」といった、手がかりなりヒントが見えてくるように思います。
長く考える作業というのは、その考える対象への理解が深まっており、たなごころのあるようなときに、最も効果を発するように考える次第でございます。
つまり、よく知っていることは、よく、長く考えられる、というわけでございます。
わからないことはもとより、難しいことは、あまりよくは知らないもの。ならば、ながーく考えるのに、不適当であるともいえるかと存じます。
難しいことやわからないことは、机の前で考え込まず、お散歩がてら歩きながら考えるのがよかろうかと存じます。


机の前だけが

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