独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

記録をつけてみる

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

わたくしごとでございますが、最近、カレンダーに食べたお菓子を書くようにしております。
たとえば、コーラーを飲んだ日には「コ」と書いたり、チョコレート菓子を食べた日には、「チ」などとメモしている次第でございます。おかきなら「お」、お餅なら「モチ」、クッキーなら「ク」でございます。
といいますのも、年がら年中、適量を守っているとはいえ、毎日何がしらの甘いものを食べている上に、暑くなってきたので、つめた〜い飲み物を口にするのが多くなってきたからでございます。
古来、甘いもの・砂糖といいますのは、薬でありました。
砂糖は薬屋で売られ、薬師(クスシ)の手によって処方されていたのでございます。
今ではありふれた砂糖ですが、かつては薬扱いだったわけでございます。一種の精神安定剤扱いだったといわれております。
そういえば、泣く子にあめ玉をあげますと泣き止むのも、砂糖の沈静効果であったわけでございます。
しかし、砂糖の性質や砂糖が身体に与える影響が、現代になって変ったわけではありません。
もとは薬なのですから、副作用もあってしかるべきでありまして、最たるものが糖尿病といったわけでございます。
本当に今では、カンタンに甘いものが食べられます。
わたし自身、まだ糖尿病ではないのですが、親族にはたくさんおりまして、遺伝的になる可能性が高く、まあ、今のうちから、適量を見ておこうといった考えから、このカレンダーメモをするようになった次第でございます。
書き出してみますと、意外に、思った以上に甘いものを食べているのが、はっきりとするのでございます。
特に、コーラーの消費が多く、こいつはまずいなとお菓子生活を見直した次第でございます。
これが単に、糖尿病が怖いから甘いものは控えよう、では、少しも改善しなかったように思います。
カレンダーに書くからこそ、期間比較でき、甘いものの連続がはっきりわかったわけでございます。
記録するという行為は、習慣や行動への大きな変化を生む力があるように思います。
お勉強が長続きしないという方は、是非とも、カレンダーへのお勉強記録をつけていくべきかと存じます。
また、お勉強の気が乗らないという方も、一度は、カレンダーにどのように勉強をしていったかを書いていくべきかと存じます。
どうしてこの日はやって、この日はやらなかったんだろう。
このあたりは、すらすら〜とやっていたのに、だんだん、やる気がなくなるんだよなあ。
こうした、自身の認識を深めていくべきかと存じます。
わたくしたちは、恐ろしいほど自分がわからないのでございます。
これは、汝自身を知れといった哲学的なものでもなんでもなく、物理的に自分の背中は見えず、頭の後ろは見えず、耳の中、口の中、鼻の中が見えないのでございます。
況や、己の内面のことをや、でございます。
手垢が付いてしまってピンとこないかもしれませんが、自分が当然と思っていることが、当然ではなかったり、よいと思っていることがよくなかったりもするのでございます。
ある人がお勉強を続けたりやる気を持ってやれているのに、自分にそれができないというのは、どこぞに何かの欠けたものや、単に自分の都合だけで見ている場合が多うございます。
そこで記録をとってみて、違うところから見直してみると、ふっと、あーしたら・こーしたらといった考えが生まれてくるものでございます。そうなったら、こっちのものであります。
記録とは、意外にパワーを生む作業であることを、ご実感くださればと存じます。


記録から

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