| カテゴリー: 過去のススメ |
わたくしたちほしい教材、手に入れなければならない教材は、「合格」できる教材でございます。
これ以上でも、以下でもありません。
合格できる教材がよい教材なのでありまして、合格できないのであれば、それは何物でもないのでございます。
つまり、教材ですらないわけでございます。
まあよい教材などないのでございます。教材とは全て、合格できるものでなければならないのでございます。
教材を選ぶ際は、この点、勘違いなさらないようにしてくださればと存じます。
わかりやすさを全面に押し出す教材は、得てして危険でございます。
わたくしは、通常の3倍の注意力を持って、内容を吟味する次第でございます。
「わかりやすさ」というのは、確かによい教材の1要素でありますが、ほんとうに1つの要素でしかないのでございます。
美しい女は髪の毛も美しいでしょうが、髪の毛の美しい人が美しい女にはならないのと同義でございます。
そこら辺を歩いているおっさんにも、きれいな髪の毛をした人はおられますね。
わかりやすいからといって、その教材が合格を導く教材でないことは、多々、ございます。
わたくしたちがほしいのは、合格のできるものであります。
難しくても、難解でも、吐き気を催すほど文字がびっしりであっても、表紙や書帯に「うんざりする」と書かれていようとも、それが、合格するにあたって必要な事を網羅しているのであれば、わたくしたちは、それを手にすべきなのでございます。
単に、内容の不足した教材、物足りない教材が、「わかりやすい」「シンプル」「初心・入門者用」と銘打たれているのが事実でございます。
特にそれは、テキストで顕著に現われているかと存じます。
しかし、こうした教材では、学習上で目に見えないハンディを負っているのと同じです。
このハンディは、試験勉強が進むにつれてだんだんと姿を見せ始めるものでありまして、実力が付いていくうちに、教材の足りなさを感じるようになるのでございます。
過去問演習中に、または、模試の問題を解いているときに、物足りなさを痛感するようになるかと存じます。
なんたって、答え合わせをしたり解説を読んでテキストと照合したら、テキストには何の記述もないのでございます。
1回2回ならまだ赦せますが、そうしたことが10回も続けば、テキストの質を疑ってみるべきでございます。
過去問にて、何度も何回も出題されているのに、問題集にはその問題がないときは、その問題集はおそらくダメ問題集でありましょう。
最終的に、自身の実力がそうした教材のレベルを超えると、もはや買い替えるしかなくなるのでございます。
最初はよさそうに見えても、試験勉強の中盤から終盤にかけて役に立たなくなるテキストは、多々あるものです。
もし、お使いの教材に「なんだかなあ」とか「物足りないなあ」と思うようになっているのでしたら、どうぞ、それらの質をいま一度、ご考察くださればと存じます。
特に、テキストや過去問といった重要な教材に対して、そのような思いを抱いている時は、喫緊でございます。
早ければ早いほど、勉強と時間のロスを防げるかと存じます。
逆にいいますと、そうした物足りない教材で試験勉強を続けるのは危険でございます。
わたくしたちは、合格するためにお勉強をしているのでございます。
いい勉強をするためにお勉強しているわけではありません。
この点、勘違いをなさらぬよう申し上げたい次第でございます。
合格できるのが
2010年4月1日 12:48 PM
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