| カテゴリー: 過去のススメ |
本日のススメは、お勉強をする場所・環境について見ていきたく存じます。
宜しくお目汚しの程、お願いする次第でございます。
本日述べますことは、やれば必ず成績が上がるとか、点数が伸びる、記憶が良くなるといった、目に見えるものではないことを、あらかじめ申しておきたく存じます。
ほとんど気持ちの問題なのでありますが、あればある分、よい効果はあるのではないかという、わたくし個人の告白に似たものでございます。
さて、本題に入りたく思いますが、お勉強といいますのは、基本的に刺激がない作業でございます。
毎日毎回、同じものを同じようにやっていかねばなりません。人には、「飽き」という機制がございますから、やはり、うんざりしてくるものでございます。
人はまた、感覚の生き物、環境の生き物でございます。
拷問の1つに、狭くて真っ暗なところに閉じ込めることがございます。
設備そのものは簡単でございます。単に穴を掘って、その中に閉じ込めるのみでございます。
なんだそれだけか、と思われる方も居られるかと存じますが、闇というのは実に精神に影響を及ぼすものでありまして、3日したら気が滅入り、1週間もすればどんな頑強な者でも許しを請う、とのことでございます。
闇かつ無音という、まったく刺激の遮断された環境というのは、人を根底から駄目にするようでございます。
このことを翻っていえば、無味乾燥な環境といいますのも、あまりよくないといえるのではないかと存じます。
そこで、ざっとお勉強の環境を見回してほしく存じます。
そこはどういう世界でありましょうか。
確かに、お勉強といいますのは、集中力が求められる作業でありますから、漫画や雑誌といった気の散る娯楽物はないかと存じます。
しかし、そこには無機質な感じがしないでしょうか。
先ほどもいいましたように、無刺激過ぎると逆にその環境は人を弱らせるのでございます。
お勉強には刺激があり過ぎてはなりませんが、逆に、まったくゼロにするのもいかがなものかと考える次第でございます。
そこでわたくしは、小さな観葉植物をお勧めする次第でございます。
サボテンなど良いかと思います。
机の上なり脇の棚に、生きているものがあるだけでも、なんとも一息がつけることを最近になって、如実に感じるようになってございます。
何ゆえにわたしたちの文化に、いけばな(活花・生花)があるのか、ご考察くださればと存じます。
唯、ほっとするのでございます。
大層なものでなくて結構でございます。
ホームセンターにでも行けば、手軽にミニ観葉植物を手に入れられるかと存じます。
テキストを読むのに、また、問題を解くのに疲れたときに、ふっと目に緑をした生き物があるだけで、なんとも、孤独が癒されるのではないかと存じます。
お勉強といいますのは、個人的なものでありまして、周りの人からどれだけ暖かい支援や励ましがあろうとも、結局は、自分でやるしかないものでございます。
一言でいえば、孤独なのでございます。
しかし、お勉強の空間に少しの生き物でもあれば、だいぶ、その孤独さも和らぐのではないかと存じます。
少しの変化が我が身を助けることは、多々ございます。
ただ、お勉強といいますのは、室内で行ないますので、日の光が必須という植物はあまり推奨できません。
わたくしの場合、サボテンは2つあって、交代ごうたいで机の上に置いてございます。
皆様におきましては、太陽の光が苦手か、あまり日光を必要としない緑の物をお供えくださればと存じます。
ホームセンターで店員に聞いてみれば、良いかと存じます。
緑の点から、自身のお勉強の場所、引いては、生活環境を見直してくださればと存じます。
希望が湧く、などと申し上げますと大げさですが、ふっと息を抜く瞬間が訪れるように考える次第でございます。
お勉強に
2010年3月31日 6:29 PM
★みんなとシェアする