独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

カンニングペーパー

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

お勉強をしておりますと、時にエアポケットに入ったようにやる気の燃え上がらないときがございます。
また、これまでにやってきたことが何とのう不安に思えて気もそぞろとなり、落ち着いて目の前の事に着手できないときもありましょう。
そこで、でございます。
こういうときは、お勉強という高度の頭脳労働は止めて、カンニングペーパー作りに勤しめばどうかとご助言する次第でございます。
細かい文字を追うことは止めて、何か物を作ってみようと言う試みでございます。
勿論、カンニングペーパーとはものの喩えでありまして、本試験に使うものではありません。
また、カンニングペーパー作りと言いましても、学生がやるような折りたたんで手に平で隠せられるような、ミニのペーパーを作るわけではありません。
ハガキ大のメモ用紙か、12*18くらいのシステム手帳の中身用紙、A4やB5の用紙で作っていくことと相なります。
意外にも、カンニングペーパー作りは、お勉強のよい整理、点検、確認と相なるからでございます。
注意点はふたつございます。
ひとつ、カンニングペーパー作りは、ノート作りではない、という事でございます。
独学では基本的には、ノートは作りません。といいますのも、ノートを作っても何をどうまとめればいいかわかりませんし、テキスト自体が結構まとまっているので、ノートにわざわざ書き出す必要性が薄いからでございます。
いちいちノートを作るような時間と手間があるなら、一気に問題演習に入ってしまうのが独学でございます。
カンニングペーパー作りは、ノート作りではない事を必ず意識してくださればと存じます。
テキストを写しただけのものや単に表やリストを書き出したものではいけないのでございます。
そんな事をするならコピーを取りましょう、10円10秒で済みます。人力でする必要はありません。
そして、ふたつ目の注意事項でございます。
カンニングペーパー作りは、1枚の用紙しか使ってはいけません。何枚にも渡って書いてはなりません。
書き込む内容は絞りに絞ってお書きくださればと存じます。
ですから、取捨選択・優先順位・必要不必要をよくよく考えたあとで、カンニングペーパー作りに入らないといけないのでございます。
何を書くか、何を選ぶか、これが実によいお勉強になるのでございます。
自分にとって何が大事か、よくよく考えないとすぐに紙はいっぱいになってしまいます。
ですから、例えば、○○5原則という試験お決まりの頻出事項があるなら、そのなかで自分の知らないもの・憶え切れていないもの・出されたら危ないもののみを書くことになりましょう。
だいたい5つ並んだものは最初と最後はよく憶えますので、まあ、真ん中の3や4の原則を書く事と相なりましょう。残った1・2・5の原則が心配なら、記憶を呼び覚ますようなキーワードでも併記しておけば宜しいかと存じます。
カンニングペーパー作りの利点は、わたくしたちに、制限があるからこそまとめられることを教える点でございます。
自分にとって大事な事、大事な所をぎゅうぎゅうに絞りに絞るからこそ、意味の濃いペーパーができるわけでございます。
上っ面だけをなぜたようなカンニングペーパーは作らないようにして欲しく存じます。
己が絶対に落としたくないこと、覚えたいこと、逆にどうにも憶えられないことをペーパーに書き記して欲しく思います。
濃密なカンニングペーパーができれば、本試験直前まで使える最高の暗記グッズ、明日の細切れ時間を最高に活かす暗記カードが出来上がるかと存じます。


カンニングペーパー作り自体が

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