独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

応用

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

試験には基礎と応用がございます。
基本的な進め方としては、基礎的なことをしっかりおさえた後に、応用的なことに進みます。
「基礎→応用」という方向性がはっきりしているので、「応用」という言葉を聞くと難しく感じるかもしれません。
とはいえ、根っこのところは簡単なものとなっています。
応用が難しいのは、しっかりした基礎や基本ができていないと、解けないもの、解き難いもの、わかりにくいものとなっているからでありましょう。
いってしまえば、応用問題が難しい、と思ってしまう人は、基礎的なものがまだまだ出来ていないということができましょう。
試験というのは、難しいことが出来ればいいというわけではありません。この点、しっかり釘を刺して置いてくださればと存じます。
応用問題がたくさん解けるようになっても、応用の小難しい理屈に縛られてしまえば、逆に、合格は遠のくのでございます。
深く考えすぎて、1歩どころか10歩ほど先を穿った解答をして、普通の人なら普通に解いて普通に点を取る問題を落としたりするのでございます。
試験というのは、配点が微妙でございます。
難しい問題が、数点数十点くれるのであれば、応用的なことをばしばしやるのは理に適った勉強方法であるということが出来ましょう。
しかし、ほとんどの大方の試験では、難しかろうが易しかろうが、ほぼ同じ点数でございます。
20分かかって解ける問題と、確かな知識さえ備えていれば40秒で解ける問題が、同じ点数、試験戦略上、同じ立ち位置なのでございます。
難しい問題を解けるようになるのは、それはそれで大したことなのではありますが、基礎・基本レベル、普通レベルの問題を絶対に落とさないという前提があってこそのことでございます。
しかし、応用的なことだけに尽力してしまうと、なぜか基礎・基本、過去問レベルのことを軽んじたり、重視しなくなるようになるのでございます。もちろん、失点という手痛いしっぺ返しを食らってしまうのでございます。
試験勉強というのは、基礎や基本をどう問われても解けるように準備するということが出来るのでございます。
基本的な問題集を済ませ、過去問をも済ませたら、応用演習にはいっていくわけですが、常に、テキストの基礎と基本事項、過去問の内容を頭に片隅に置いていただきたく存じます。
応用演習では、難しい応用的な問題の演習を通じて、確実に基礎・基本レベルの問題を解けるかどうかを見極めるほうが重要なのでございます。
応用の小理屈に振り回されず、問題の迷彩を取り除いて、地に足を付けたお勉強をお願いしたく存じます。
また、基礎がないと応用の出来も悪うございます。勇気を持って後退することも、必要であるかと存じます。


確実な1点を

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