独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

何もしない

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

何もしないという選択肢もございます。
暑いとき、酷暑のとき、体力が落ちているとき、疲労が貯まっているときは、何もしないのが得策なのでございます。
消耗を抑えるのも、大事なことでございます。
何かをやらなければと、無理強いすれば、あとで必ず揺り戻しが起きるのでございます。
昼寝をするのもいいし、早めに床に就くのもよいし、喫茶店で取るに足らないデータを加工したり、グダグダ書類を作ったり、連絡先をチェックしたり、得意先のランクを見直したりして、その日を過ごせばよいのでございます。
お勉強ができる人、成績のよい人を観察すると、必ずといっていいほど、緩急がございます。
お仕事のできる人も同様で、するときはして、しないときはしません。できるときはばりばりと、できないときは昼寝中の犬の如く、何もしないものでございます。
ベテランと呼ばれる人は、何をやって何をしないでおくかに知恵が回る人でございます。
かのナポレオンも、「どうすべきかわからないときは、何もしないのが得策だ」と申しております。
何もしない、というのも、わたくしたちの行動の選択肢の重要なひとつであることを、ご理解頂ければと存じます。
お勉強も同様でございまして、どうにも気が乗らないときは寝るに限りますし、どうも調子に乗らないときはすっぱり諦めて、子供と相撲でもとったほうが賢明な時間が過ごせるかと存じます。
皆さんもご存知かと思いますが、試験では解ける問題に尽力して、解けそうもない問題はほったらかしにして、問題を全部解き終えたら見るように致します。
全部が全部の問題を真剣に解く必要もないし、すべての問題に全力投球をするわけでもないのでございます。
日々のお勉強で、緩急の付け方を意識しておくと、試験問題への鼻も効くものでございます。
意図的にサボりを推奨するものではありませんが、時や機を逸しているのに、やらなくちゃやらなくちゃと思い込んで、消耗し続ける人がございます。
すぎたるは猶及ばざるが如し、と申します。
がんばりすぎて体調を壊したり、調子を逸したりするほど馬鹿げたこともございません。
また、お勉強のし過ぎは、逆に記憶を混同させたり、忘れさせたりする原因でもあります。
独学のよいところは、強制されないこと、自分で緩急の調整を付けられる点でございます。
独学のよさを、ちゃんと享受くださればと存じます。


夏はさぼりが

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