| カテゴリー: 過去のススメ |
ホニャララとハサミは使いよう、言葉も使いようと申します。
言葉遣いで、器量を5割上げることができると申します。元手はタダ、胡散臭いエステより言葉遣い・話し振りでございます。己を内面を磨け!顧客の心より上司のそれ役員のそれ。
さて、お勉強にも、言葉遣いは大切なのでございます。
それはできるだけ、「なぜ」という言葉を使わないことでございます。
なぜ、という言葉で考え出すと、内実に迫るかのように考えてしまうのでございます。奥に奥に、詳細に詳細に、結果、取るに足らない小さなことにどんどん拘泥しだすのでございます。
気づいたら、問題そのもの、例えば問題集の数問がわからないだけなのに、自分の性格やこれまでの失敗などに思いが向かってしまうのでございます。
はっきりいえば、こんな時間は、まあ、無駄であると。まず、答えは出ません。アルコールの摂取量が増えるがオチでございます。
お勉強では、「なぜ」ではなく、「どうして」と考え出すと、好都合でございます。
「どうして」と考えると、「どうしても」前向きになるのでございます。
「どうしてわからないんだろう?」というとき、それは無意識的に、解決法を前提にした話し振りになるからでございます。
「どうして、憶えられないのだろう?」というと、なんだか憶えられるんだけど何かが邪魔している語感を受けるのでございます。その邪魔モノを取り除けば良い、と。
これに対し、「なぜ、憶えられないのか?」「なぜ、わからないのか?」と考えてみてください。心中のベクトルがどっちに向いているか、気づくかと存じます。
このふたつの言い方のニュアンスを較べて欲しく存じます。
「なぜ」の思考は、答えのない難問に挑んでいるのでございます。しかも詰問調です。
こんな自分の現状に地滑りを起すような考え方は、本試験後に考え始めればよいことでございまして、前向きな努力を要する受験期間に考えずともよいのでございます。
「どうしてだろうねぇ」という発想が、前進を生むのでございます。
なぜより
2007年5月2日 2:58 PM
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