本問は『貸し倒れ処理』の仕訳。第34回試験の第1問‐仕訳問題の3問目。超絶的に基礎・基本的な問題です。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
◇問題◇
◇勘定科目群◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
ところで、「借方」は「左がわ」で、お茶碗を持つ方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、お箸を持ったり、配偶者を塩もみするときの方です。
問題文には、「前期の決算で、滞留していた完成工事未収入金¥1,600,000 に対して 50 %の貸倒引当金を設定していた」とあります。
ここから、前期期末に、当該債権に対して、貸倒引当金が計上されていることがわかります。
その額は、「50%」なので、「1600000*0.5」で「800,000」となります。
前期末に切られた仕訳は、「費用の認識」と「負債の増加」なので…、
借方:貸倒引当金繰入額 800,000
貸方:貸倒引当金 800,000
…といった仕訳が切られたことがわかります。
つまりは、当期期首に、『貸方』に「貸倒引当金 800,000」が計上済み、ってな塩梅です。
「完成工事未収入金」のチェックをします。
問題文には、「滞留していた完成工事未収入金¥1,600,000」ですが、「滞留していた」の文言から、当期の債権ではないことがわかります。
よって、前期に設定した貸倒引当金を使えることがわかりました。
よって、既に『貸方』に計上されている「貸倒引当金」を、取り崩せばいいことがわかります。
仕訳は、「負債の減少」なので…、
借方:貸倒引当金 800,000
…となります。
ちなみに、当期の債権が貸し倒れた場合、対応する貸倒引当金が「ない」ので、即、損失処理となります。
貸し倒れ額を計算します。
債権は、「完成工事未収入金¥1,600,000」です。
設定された貸倒引当金は、「800,000」です。
貸し倒れ金額は、「1600000-800000」の「800,000」となります。
当該貸し倒れですが、「勘定科目群」を見ると、そのまんまの「貸倒損失」があるので、これが使えそうです。
仕訳は、「費用の認識」なので…、
借方:貸倒損失 800,000
…となります。
「完成工事未収入金¥1,600,000」を貸し倒れ処理したので、減らします。
仕訳は、「資産の減少」なので…、
貸方:完成工事未収入金 1,600,000
…と相なります。
上記の仕訳をまとめると…、
借方:貸倒引当金 800,000
借方:貸倒損失 800,000
貸方:完成工事未収入金 1,600,000
…と相なります。
後は、それぞれの記号を、「勘定科目群」から探して、付記するだけです。
記号を付せば、答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
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建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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