第31回試験の第5問『精算表』の設問6を解説するページです。当該設問は、「貸倒引当金」を処理する問題です。問題文をよく読んで、普通の債権と懸念債権とを整理しながら、処理しましょう。基本レベルです。
◇問題◇
◇問題全文◇
◇解答用紙◇
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結論から言うと、当該設問の「仕訳はこちら」です。
精算表で毎年のように出る問題です。
問題文には、「売上債権の期末残高に対して 1.2 % の貸倒引当金を計上する(差額補充法)。」とあります。
貸倒引当金の処理ですが、「売上債権」を計算する必要があります。
当該「売上債権」ですが、おおむね、完成工事未収入金の決済や、受取手形の貸倒処理などがあって、変動するのが常です。
本問の計算に着手する前に、「受取手形」や「完成工事未収入金」に変動がないか、変動する仕訳がないか、すべての設問をチェックしてください。
さて、「売上債権」ですが、先も述べたように、「受取手形」と「完成工事未収入金」が該当します。
本問では、「5」にて、「完成工事未収入金」に変動があり、「18,000」を減らした後の金額で処理することになります。
よって、「完成工事未収入金」は、「425000-18000」で「407000」となります。
「受取手形」には、変動がないので、そのまんま、T/Bの数字の「43,000」で計算します。
んなもんで、「売上債権」は、「43000+407000」で「450000」となります。
問題文には、「1.2%の貸倒引当金を計上する」とあります。これは、普通の債権への処理です。
「450000*0.012」で「5400」が貸倒引当金の計上額となります。
本問は、「差額補充法」が指示されています。
解答用紙をチェックすると、T/B上には、貸倒引当金が「4500」計上されています。
計上額は、「5400」です。
「差額補充法」ですから、「5400-4500」で、「900」を計上することになります。
仕訳は、「費用」の認識と、「負債」の増加なので…、
借方:貸倒引当金繰入額 900
貸方:貸倒引当金 900
…となります。
以上で、処理が終了です。
落ち着いて、指差し確認をしながら、「整理記入」に、転記してください。
当該設問の仕訳は、「こちら」です。
あと、念のために、問題全体の答えですが…、
…こうなっています。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
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PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
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教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
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建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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