本問は『本支店会計』の処理です。T字勘定を書けば解けます。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
ところで、「借方」は「左がわ」で、スマホを持つ方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、スマホを操作したり、刺又(さすまた)で配偶者を取り押さえるときの方です。
本店の「支店」のT字勘定と、大阪支店の「本店」のT字勘定を書きます。
んで、①~④の仕訳を切って、T字勘定に転記していけば、自ずから、解答できます。
①の「本店は、大阪支店の得意先の完成工事未収入金¥450 を回収したが、その連絡は大阪支店に未達である。」ですが、大本の仕訳は、「資産」の増加と、「資産」の減少なので…、
借方:現金 450
貸方:完成工事未収入金 450
…なわけです。
本店では、もうすでに…、
借方:現金 450
貸方:支店 450
…という仕訳が切れています。
大阪支店に未達なので、支店側では、仕訳が切れていません。
大阪支店の「完成工事未収入金」が減ったのですから…、
借方:本店 450
貸方:完成工事未収入金 450
…と仕訳を切ることになります。
②の「大阪支店から本店に送金した¥250 は未達である。」ですが、
大本の仕訳は、「資産」の増加と、「資産」の減少なので…、
借方:現金 250
貸方:現金 250
…なわけです。
問題文にあるように、本店にまだ到着していないので、「本店」側の仕訳を切ることになります。
支店では、もうすでに…、
借方:本店 250
貸方:現金 250
…という仕訳が切れています。
先に見たように、本店に未達なので、本店では、仕訳が切れていません。
本店の現金が増えたのですから…、
借方:現金 250
貸方:支店 250
…と仕訳を切ることになります。
③の「本店は、大阪支店の負担すべき旅費¥210 および交際費¥180 を立替払いしたが、その連絡が大阪支店に未達である。」ですが、大本の仕訳は、「費用」の認識と、「資産」の減少なので…、
借方:旅費 210
借方:交際費 180
貸方:現金 390
…なわけです。
本店では、もうすでに…、
借方:支店 390
貸方:現金 390
…という仕訳が切れています。
大阪支店に未達なので、支店側では、仕訳が切れていません。
大阪支店の「費用」が増えたのですから…、
借方:旅費 210
借方:交際費 180
貸方:本店 390
…と仕訳を切ることになります。
④の「本店から大阪支店に発送した材料¥350 は未達である。」ですが、大本の仕訳は、「資産」の減少と、「資産」の減少なので…、
借方:材料 350
貸方:材料 350
…なわけです。
本店では、もうすでに…、
借方:支店 350
貸方:材料 350
…という仕訳が切れています。
大阪支店に未達なので、支店側では、仕訳が切れていません。
大阪支店の「資産」が増えたのですから…、
借方:材料 350
貸方:本店 350
…と仕訳を切ることになります。
上記仕訳を、本店と支店のT字勘定に転記していくと…、
…となります。
上記のT字勘定から…、
本店勘定は、「2900-250」の借方「2,650」となっています。
支店勘定は、借方が「450」で、貸方が「2360+390+350」の「3100」で、その差額は、「3100-450」の貸方「2,650」です。
支店の借方残高と、本店の貸方残高が一致しているので、当該「2,650」が答えとなります。
答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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