H30/3に実施された建設業経理士2級 第23回試験のインデックス。第1問から第5問まで。第1問「仕訳問題」、第2問「文章問題」、第3問「計算問題」、第4問「個別問題」、第5問「精算表」の各ページへのリンク。試験の総評や難問のリストアップ、要注意問題も併せて掲載。
前回の試験に落ちた人等は、過去問を買い直すのは、『痛い出費』です。
んなもんで、H30/3実施の第23回試験に、解説と解答を付与しました。過去問演習の一端に。
なお、正確さを期してはいますが、内容は保証できないので、参考程度にご利用ください。完全な誤りがあれば、ご一報をば。
今回の試験も、例年通りの出題で、飛び抜けて難しい問題はありません。難問は1つだけでした。
テキストと過去問を消化していれば、穏当に答えられるかと思います。
全般的に言えるのは、「計算ミスが怖い」です。
凝った出題がないからこそ、計算ミスで命取りの失点を犯します。過去問は、満遍なく、2~3回解いて、身体に憶えさせておきましょう。
特に、第5問「精算表」は、実地にやってないと、絶対に本試験では解けません。
今回の試験では、難問が出ました。
それは、第2問‐3問目の「3問:株式発行資本金」です。
お馴染みの論点かと思いきや、会社法の知識を問う問題です。大半のテキストでは、触れられもしない論点なので、ほとんどの人は解けないと思います。わたしも「???」で、検索を掛けて正解に至った次第です。
建設業経理士試験でも、こういう“テキスト未記載”のものが出るので、注意してください。
本試験では、即、「捨て問」にして、時間を割かないようにしましょう。
過去問演習では、復習だけしておけばいいでしょう。
全般的に「ふつう」の難易度ですが、第1問「仕訳問題」で、注意してほしいものが2つあります。
まず、「第2問‐工事進行基準」です。
お馴染みの論点ですが、“請負金額が増額するという”、これまでにない処理となっています。例年、工事原価が増える処理ばかりでしたが、こういう風にも出ます。
要領は同じなのですが、戸惑わないように、何回も解いておきましょう。
あと、物珍しい「第4問‐社債発行」が出ています。対応できるようになっておきましょう。
以下、“仕訳問題”の過去問+解説です。通勤・通学中にどうぞ。
1問:貸倒引当金・・・「ふつう」。
2問:工事進行基準・・・「ふつう」。
3問:消費税・・・「ふつう」。
4問:社債発行・・・「ふつう」。
5問:手形・・・「ふつう」。
1問:固定資産売却・・・「ふつう」。
2問:仕入・・・「ふつう」。
3問:株式発行資本金・・・「難」。
4問:本支店会計・・・「ふつう」。
人件費予定配賦・・・「ふつう」。
1問:理論問題・・・「ふつう」。
2問:部門費振替表・・・「ふつう」。
精算表・・・「ふつう」。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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