本問は『理論』の問題。第23回試験の第4問‐個別問題の1問目の難易度は「ふつう」。原価計算の種類を問うています。知らなければ仕方がありません。“全滅”さえしなければいいでしょう。消去法を駆使してみてください。解説とともに、注意点なども述べていきます。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
知識問題なので、知らないと解けません。とはいえ、問題文の文言を、丁寧に読んでいくと、多少のヒントが得られます。
そして、解けるものを解答したら、後は消去法で、答えを決めてしまいましょう。
2~3個は取れるので、がんばりましょう。まあ、深追いはしなくていいと思います。
「1」の「給付計算としての原価計算を、工事原価に販売費や一般管理費などの営業費まで含めて行うものである。」ですが、これは、よくわからない人も多いと思います。
んなもんで、まず、「1」は、後回しにして、残る設問を見ていってください。
さて、他の設問が解答できたら、当該設問は、消去法で解答します。
残った選択肢は、「D 工種別原価計算」と「E 総原価計算」です。
で、問題文をよく読むと、「工事原価に販売費や一般管理費などの営業費」うんぬんとあります。
工事原価・販売費・一般管理費といった大きな“くくり”での原価計算なので、「E 総原価計算」の方がシックリきます。
よって、答えは、「E 総原価計算」となります。
まあ、残った「D 工種別原価計算」ですが、これは、「工事費を工事種類別(工種別)に把握する原価計算」に当たります。「B 形態別原価計算」とお友達なので、一緒に覚えておきましょう。
「2」の「建設資材を量産している企業では、一定期間に発生した原価をそれに応じた生産量で割って製品の単位原価を計算する」ですが、これは、簿記2級があれば、即答できるはずです。
主語は、「建設資材を量産している企業」となっています。んなもんで、これは、普通のメーカーのことです。
通常の製造業が採用する原価計算は、「A 総合原価計算」です。
「3」の「建設業では、工事原価を材料費、労務費、外注費、経費に区分して原価を計算し、これにより制度的な財務諸表を作成している。」ですが、これも、問題文をよく読めば大丈夫でしょう。
“材料費、労務費、外注費、経費”と、別々に原価計算をするわけですが、これにシックリくるのは、「B 形態“別”原価計算」です。
答えは、「B」となります。
「4」の「個々の原価計算対象に係る直接原価を集計し、次に、原価計算対象に共通的に発生する間接原価を配賦する原価計算方法である。建設会社が請負う工事については、一般的にこの原価計算方法が採用される。」は、大丈夫かと思います。そもそもがテキストの記載事項です。
上記の下線部分に着目すれば、多少わからなくても、選択肢から、「C “個別”原価計算」の見当が付くかと思います。
答えは、「C」となります。
答えは…、
…です。
なお、建設業経理士2級の理論問題は、限られています。ブログの「建設業経理士2級-理論タグの投稿記事」の方も、参考にしてみてください。
1問:貸倒引当金・・・「ふつう」。
2問:工事進行基準・・・「ふつう」。
3問:消費税・・・「ふつう」。
4問:社債発行・・・「ふつう」。
5問:手形・・・「ふつう」。
1問:固定資産売却・・・「ふつう」。
2問:仕入・・・「ふつう」。
3問:株式発行資本金・・・「難」。
4問:本支店会計・・・「ふつう」。
人件費予定配賦・・・「ふつう」。
1問:理論問題・・・「ふつう」。
2問:部門費振替表・・・「ふつう」。
精算表・・・「ふつう」。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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