33問‐令和2年4月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和2年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、本問は、「検査及び検査証」を問うの問題です。当該論点も、「法令」で出題頻度の高いものとなっています。基本的に憶えるだけなので、空き時間等を活用し、取れるようになってください。

33問‐検査及び検査証

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

ブログ

 論点の「検査」については、ブログの「ボイラーの検査(溶接検査,構造検査,落成検査,性能検査,使用検査,使用再開検査,変更検査,)のまとめ」を、参考にしてみてください。

選択肢1

 選択肢1の「ボイラー(移動式ボイラーを除く。)を設置した者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたボイラーを除き、落成検査を受けなければならない。」ですが、正しい記述です。

 ボイラーを「設置」したら、「落成検査」となります。

 基本事項です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢2

 選択肢2の「ボイラー検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、性能検査を受けなければならない。」ですが、正しい記述です。

 解説のしようがありません。

 「更新」を受けるなら「性能検査」です。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢3

 選択肢3の「ボイラー検査証の有効期間は、原則として2年である。」ですが、 誤った記述です。

 検査証の有効期間は、原則として「1年」です。

 例外的に、性能検査の結果いかんでは、「2年以内」を有効とする検査証が発行されることがあります。

 よって、当該選択肢は、「×」となります。

選択肢4

 選択肢4の「ボイラーの燃焼装置に変更を加えた者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたボイラーを除き、変更検査を受けなければならない。」ですが、正しい記述です。

 軽微な変更を除き、「変更」したら「変更検査」です。

 なお、当該変更検査の要らない「変更」もよく出るので、テキストで確認しておきましょう。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢5

 選択肢5の「使用を廃止したボイラーを再び設置しようとする者は、使用検査を受けなければならない。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 先のブログ記事か、テキストを参考にしてください。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

答え

 正解:3

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R2年4月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:温度及び圧力・・・「ふつう」

 2問:伝熱・・・「ふつう」

 3問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」

 4問:超臨界圧力ボイラー・・・「ふつう」

 5問:計測器・・・「ふつう」

 6問:送気系統装置・・・「やや難」

 7問:伝熱管・・・「難」

 8問:給水系統装置・・・「ふつう」

 9問:オンオフ式温度調節器・・・「やや難」

 10問:附属品・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。

 12問:水面測定装置の取扱・・・「ふつう」

 13問:清缶剤・・・「やや難」

 14問:蒸気圧力上昇時の取扱・・・「ふつう」

 15問:ボイラー水の異常低下・・・「ふつう」。

 16問:逆火・・・「ふつう」

 17問:直接開閉形電磁弁・・・「難」。

 18問:内面腐食・・・「ふつう」

 19問:水位検出器の点検及び整備・・・「ふつう」

 20問:キャリオーバ・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:重油の性質・・・「ふつう」

 22問:重油に含まれる成分・・・「ふつう」。

 23問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」

 24問:重油の加熱・・・「ふつう」

 25問:気体燃料の燃焼方式・・・「ふつう」

 26問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」

 27問:大気汚染物質・・・「ふつう」

 28問:石炭・・・「やや難」

 29問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」

 30問:1次空気・2次空気・・・「ふつう」

法令10問

 31問:附属品の管理・・・「やや難」

 32問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」

 33問:検査及び検査証・・・「ふつう」

 34問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」

 35問:ボイラー変更届・・・「ふつう」

 36問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」

 37問:鋳鉄製温水ボイラーの付属品・・・「難」

 38問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」

 39問:ボイラー技士・・・「やや難」

 40問:ボイラー内部に入るとき・・・「やや難」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

ボイラの後は、乙4で

 乙4とは、「危険物取扱者 乙種4類」のことです。

 お馴染みの油炊きボイラーでは、「重油」を使います。

 「重油」の補充等の際、乙4があると“立ち合い”ができることから、「2ボ」と「乙4」とは、実に、相性のよい資格となっています。

 昨今では、油炊きボイラーが減っているとはいえ、まだまだ数があります。2ボと乙4があれば、とりあえず仕事があって、食いっぱぐれはないので、2ボ合格後は、「乙4」取得を目指してください。

 試験勉強等については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、ピックアップしておくとよいでしょう。勉強方法等は、「乙4 独学前編:重要試験情報」や「乙4 独学後編:勉強方法」を一読ください。

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

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