2問‐令和2年4月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2問は、「伝熱」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

2問

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 こういう問題を落とさないようにしましょう。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

選択肢1

 選択肢1の「伝熱作用は、熱伝導、熱伝達及び放射伝熱の三つに分けることができる。」ですが、正しい記述です。

 選択肢のいうように、「伝熱作用」は、「熱伝導」と「熱伝達」と「放射伝熱」の3つです。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢2

 選択肢2の「液体又は気体が固体壁に接触して、固体壁との間で熱が移動する現象を熱伝達という。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述で、解説のしようがありません。

 よく出る定義なので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢3

 選択肢3の「温度が一定でない物体の内部で、温度の高い部分から低い部分へ、順次、熱が伝わる現象を熱伝導という。」ですが、 正しい記述です。

 これまた、そのとおりの記述です。

 定義は、どれが出ても解けるようになっておきましょう。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢4

 選択肢4の「空間を隔てて相対している物体間に伝わる熱の移動を放射伝熱という。」ですが、正しい記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢5

 選択肢5の「熱貫流は、一般に熱伝達、熱伝導及び放射伝熱が総合されたものである。」ですが、誤った記述です。

 放射伝熱は、熱貫流に含まれません。

 熱貫流とは、液体と固体壁の「熱伝達」と、固体壁内部の「熱伝導」からなります。

 先も言ったように、各語句の定義は、確実に把握しておきましょう。

 超定番事項です。

 よって、当該選択肢は、「×」となります。

答え

 設問は、「誤っているものはどれか?」です。

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「誤」です。

 正解:5

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R2年4月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:温度及び圧力・・・「ふつう」

 2問:伝熱・・・「ふつう」

 3問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」

 4問:超臨界圧力ボイラー・・・「ふつう」

 5問:計測器・・・「ふつう」

 6問:送気系統装置・・・「やや難」

 7問:伝熱管・・・「難」

 8問:給水系統装置・・・「ふつう」

 9問:オンオフ式温度調節器・・・「やや難」

 10問:附属品・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。

 12問:水面測定装置の取扱・・・「ふつう」

 13問:清缶剤・・・「やや難」

 14問:蒸気圧力上昇時の取扱・・・「ふつう」

 15問:ボイラー水の異常低下・・・「ふつう」。

 16問:逆火・・・「ふつう」

 17問:直接開閉形電磁弁・・・「難」。

 18問:内面腐食・・・「ふつう」

 19問:水位検出器の点検及び整備・・・「ふつう」

 20問:キャリオーバ・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:重油の性質・・・「ふつう」

 22問:重油に含まれる成分・・・「ふつう」。

 23問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」

 24問:重油の加熱・・・「ふつう」

 25問:気体燃料の燃焼方式・・・「ふつう」

 26問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」

 27問:大気汚染物質・・・「ふつう」

 28問:石炭・・・「やや難」

 29問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」

 30問:1次空気・2次空気・・・「ふつう」

法令10問

 31問:附属品の管理・・・「やや難」

 32問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」

 33問:検査及び検査証・・・「ふつう」

 34問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」

 35問:ボイラー変更届・・・「ふつう」

 36問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」

 37問:鋳鉄製温水ボイラーの付属品・・・「難」

 38問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」

 39問:ボイラー技士・・・「やや難」

 40問:ボイラー内部に入るとき・・・「やや難」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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