第3問は、「炉筒煙管ボイラー」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「水管ボイラーに比べ、一般に製作及び取扱いが容易である。」ですが、正しい記述です。
「炉筒煙管ボイラー」ですが、これは、「丸ボイラー」に該当します。
丸ボイラーは、水管ボイラーと比較して、構造が『簡単』で、設備費が『安く』、取扱い『容易』です。
基本事項です。テキストで確認しておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢2の「水管ボイラーに比べ、蒸気使用量の変動による圧力変動が大きいが、水位変動は小さい。」ですが、誤った記述です。
よく出るところです。
間違っているのは、「蒸気使用量の変動による圧力変動が大きい」のところです。
正しくは、「蒸気使用量の変動による圧力変動が“小さい”」です。
ちなみに、炉筒煙管ボイラー(丸ボイラー)は、伝熱面席当たりの保有水量が「大きい」ので、蒸気使用量の変動による圧力変動が「小さい」です。
ボイラーの特徴も頻出なので、テキストで押さえておきましょう。
よって、当該選択肢は、「×」となります。
選択肢3の「加圧燃焼方式を採用し、燃焼室熱負荷を高くして燃焼効率を高めたものがある。」ですが、正しい記述です。
「炉筒煙管ボイラー」のなかには、選択肢のように、「加圧燃焼方式」を採用して効率を高めたものがあります。
また、「戻り燃焼方式」を採用して効率を高めたものがあります。
よく出るので、キーワードの「炉筒煙管ボイラー・・・加圧燃焼方式・戻り燃焼方式」を、テキストで確認しておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢4の「戻り燃焼方式を採用し、燃焼効率を高めたものがある。」ですが、正しい記述です。
先に見たように、頻出キーワードの「炉筒煙管ボイラー・・・加圧燃焼方式・戻り燃焼方式」を、チェックしておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢5の「煙管には、伝熱効果の高いスパイラル管を使用しているものが多い」ですが、正しい記述です。
「スパイラル管」も、「炉筒煙管ボイラー」のキーワードです。
押えておきましょう。
なお、「スパイラル管」とは、内部がらせん状突起になっている管のことです。
amazon参考:スパイラル管
よって、当該選択肢は、「○」となります。
本問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:温度及び圧力・・・「ふつう」
2問:伝熱・・・「ふつう」
3問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
4問:超臨界圧力ボイラー・・・「ふつう」
5問:計測器・・・「ふつう」
6問:送気系統装置・・・「やや難」
7問:伝熱管・・・「難」
8問:給水系統装置・・・「ふつう」
9問:オンオフ式温度調節器・・・「やや難」
10問:附属品・・・「ふつう」
11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。
12問:水面測定装置の取扱・・・「ふつう」
13問:清缶剤・・・「やや難」
14問:蒸気圧力上昇時の取扱・・・「ふつう」
15問:ボイラー水の異常低下・・・「ふつう」。
16問:逆火・・・「ふつう」
17問:直接開閉形電磁弁・・・「難」。
18問:内面腐食・・・「ふつう」
19問:水位検出器の点検及び整備・・・「ふつう」
20問:キャリオーバ・・・「ふつう」
21問:重油の性質・・・「ふつう」
22問:重油に含まれる成分・・・「ふつう」。
23問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
24問:重油の加熱・・・「ふつう」
25問:気体燃料の燃焼方式・・・「ふつう」
26問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
27問:大気汚染物質・・・「ふつう」
28問:石炭・・・「やや難」
29問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」
30問:1次空気・2次空気・・・「ふつう」
31問:附属品の管理・・・「やや難」
32問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」
33問:検査及び検査証・・・「ふつう」
34問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」
35問:ボイラー変更届・・・「ふつう」
36問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
37問:鋳鉄製温水ボイラーの付属品・・・「難」
38問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」
39問:ボイラー技士・・・「やや難」
40問:ボイラー内部に入るとき・・・「やや難」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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