2問‐令和1年10月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2問は、燃焼室・伝熱面・燃焼装置の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。難易度は「ふつう」です。

2問

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 こういう問題を落とさないようにしましょう。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 なお、全問の答えは、こちらです。

選択肢1

 1の「燃焼室は、燃料を燃焼させ熱が発生する部分で、火炉ともいわれる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述で、「燃焼室=火炉」です。

 よって、当該選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 2の「燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭にはバーナが、木材、石油コークスなどの固体燃料には一般に、火格子、流動層などが用いられる。」ですが、正しい記述です。

 これまた、そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、当該選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 3の「燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火・燃焼させ、発生する可燃性ガスと空気との混合接触を良好にして、完全燃焼を行わせる部分である。」ですが、正しい記述です。

 その通りです。深く考えず、解答しましょう。

 よって、当該選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「加圧燃焼方式の燃焼室は燃焼室内を大気圧以上に保たせている。」ですが、正しい記述です。

 ファンを用いる「加圧燃焼方式」は、よく出るので、頭に叩き込んでおきましょう。

 通常の大気圧より、高くしているので、「加圧」です。

 よって、当該選択肢は、「正」となります。

選択肢5

 選択肢5の「高温ガス通路に配置され、主として高温ガスとの接触によって受けた熱を水や蒸気に伝える伝熱面は、放射伝熱面といわれる。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「放射伝熱面」のところです。

 正しくは、「接触伝熱面(対流伝熱面)」です。

 選択肢の言う「放射伝熱面」は、「燃焼室に直面しており、火炎などから放射熱を受ける」ところです。

 よって、当該選択肢は、「誤」となります。

答え

 設問は、「誤っているものはどれか?」です。

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「誤」です。

 正解:5

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R1年10月過去問

 インデックス

 答え一覧

構造10問

 1問:ボイラーの水循環・・・「やや難」

 2問:燃焼室・伝熱面・燃焼装置・・・「ふつう」

 3問:水管ボイラーの特徴・・・「ふつう」

 4問:ハートフォード式連結法・・・「ふつう」

 5問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」

 6問:水面測定装置・・・「ふつう」

 7問:空気予熱器・・・「ふつう」

 8問:給水系統装置・・・「ふつう」

 9問:圧力制御機器・・・「やや難」

 10問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。

 12問:ボイラー炊き始め・・・「ふつう」

 13問:ボイラー水の全部排出・・・「やや難」

 14問:ボイラーの脱酸素剤・・・「ふつう」

 15問:ボイラー水の吹き出し・・・「ふつう」。

 16問:ボイラー水の異常低下・・・「ふつう」

 17問:ボイラーの点火前点検・準備・・・「ふつう」。

 18問:スートブロー・・・「ふつう」

 19問:ボイラー補給水の単純軟化法・・・「ふつう」

 20問:水面計の機能試験・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:燃料の工業分析・・・「ふつう」

 22問:燃料の分析・性質・・・「やや難」。

 23問:重油の水分及びスラッジ・・・「ふつう」

 24問:燃料の加熱・・・「ふつう」

 25問:油バーナ・・・「ふつう」

 26問:気体燃料の特徴・・・「ふつう」

 27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」

 28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「やや難」

 29問:ボイラーの通風・・・「ふつう」

 30問:ボイラーの熱損失・・・「ふつう」

法令10問

 31問:ボイラー室・・・「ふつう」

 32問:ボイラーの定期自主検査・点検事項・・・「ふつう」

 33問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」

 34問:鋳鉄製ボイラーの付属品・・・「ふつう」

 35問:ボイラーの設置時の検査・・・「ふつう」

 36問:付属品管理・・・「ふつう」

 37問:二級ボイラー技士の選任・・・「ふつう」

 38問:ボイラー変更届・・・「ふつう」

 39問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」

 40問:貫流ボイラーの付属品規制・・・「難」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

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二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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