36問‐令和1年10月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和1年10月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第36問目の解説。本問は、付属品管理の問題です。繰り返し問われる論点です。基本は、知識問題です。

36問

 

 (クリックして拡大。)

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 なお、全問の答えは、こちらです。

選択肢1

 1の「圧力計の目もりには、ボイラーの常用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。」ですが、誤った記述です。

 ひっかけ問題です。

 間違っているのは、「常用圧力」のところです。

 正しくは、「最大使用圧力」です。

 二級ボイラー技士試験では、特に、「○○圧力」の「○○」部分が変えられていることが多いです。

 テキストで、よくよく、確認しておきましょう。

 選択肢は、「法令に定められていない」と、相なります。

選択肢2

 2の「蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること」ですが、正しい記述です。

 よく出る規定です。テキストで確認しておきましょう。

 ひっかけ問題にも、注意しましょう。

 「常用水位」が「使用水位」とかになっている可能性が「大」です。

 選択肢は、「法令に定められている」と、相なります。

選択肢3

 3の「圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80°C以上の温度にならない措置を講ずること。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 選択肢は、「法令に定められている」と、相なります。

 数字出ます!問われています!

 「80°C」のところ、ガチ暗記しておきましょう。

 60度とか90度とかに、変えられて、出題されていました。

選択肢4

 4の「燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。」ですが、正しい記述です。

 あまり出ませんが、各語句は、チェックしておきましょう。

 選択肢は、「法令に定められている」と、相なります。

選択肢5

 5の「逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること」ですが、正しい記述です。

 先の選択肢と同様に、チェックだけはしておきましょう。

 そこそこ出題される規定です。

 選択肢は、「法令に定められている」と、相なります。

答え

 設問は、「法令に定められていないものはどれか?」です。

 答え:1

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R1年10月過去問

 インデックス

 答え一覧

構造10問

 1問:ボイラーの水循環・・・「やや難」

 2問:燃焼室・伝熱面・燃焼装置・・・「ふつう」

 3問:水管ボイラーの特徴・・・「ふつう」

 4問:ハートフォード式連結法・・・「ふつう」

 5問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」

 6問:水面測定装置・・・「ふつう」

 7問:空気予熱器・・・「ふつう」

 8問:給水系統装置・・・「ふつう」

 9問:圧力制御機器・・・「やや難」

 10問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。

 12問:ボイラー炊き始め・・・「ふつう」

 13問:ボイラー水の全部排出・・・「やや難」

 14問:ボイラーの脱酸素剤・・・「ふつう」

 15問:ボイラー水の吹き出し・・・「ふつう」。

 16問:ボイラー水の異常低下・・・「ふつう」

 17問:ボイラーの点火前点検・準備・・・「ふつう」。

 18問:スートブロー・・・「ふつう」

 19問:ボイラー補給水の単純軟化法・・・「ふつう」

 20問:水面計の機能試験・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:燃料の工業分析・・・「ふつう」

 22問:燃料の分析・性質・・・「やや難」。

 23問:重油の水分及びスラッジ・・・「ふつう」

 24問:燃料の加熱・・・「ふつう」

 25問:油バーナ・・・「ふつう」

 26問:気体燃料の特徴・・・「ふつう」

 27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」

 28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「やや難」

 29問:ボイラーの通風・・・「ふつう」

 30問:ボイラーの熱損失・・・「ふつう」

法令10問

 31問:ボイラー室・・・「ふつう」

 32問:ボイラーの定期自主検査・点検事項・・・「ふつう」

 33問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」

 34問:鋳鉄製ボイラーの付属品・・・「ふつう」

 35問:ボイラーの設置時の検査・・・「ふつう」

 36問:付属品管理・・・「ふつう」

 37問:二級ボイラー技士の選任・・・「ふつう」

 38問:ボイラー変更届・・・「ふつう」

 39問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」

 40問:貫流ボイラーの付属品規制・・・「難」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

ボイラの後は、乙4で

 乙4とは、「危険物取扱者 乙種4類」のことです。

 お馴染みの油炊きボイラーでは、「重油」を使います。

 「重油」の補充等の際、乙4があると“立ち合い”ができることから、「2ボ」と「乙4」とは、実に、相性のよい資格となっています。

 昨今では、油炊きボイラーが減っているとはいえ、まだまだ数があります。2ボと乙4があれば、とりあえず仕事があって、食いっぱぐれはないので、2ボ合格後は、「乙4」取得を目指してください。

 試験勉強等については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、ピックアップしておくとよいでしょう。勉強方法等は、「乙4 独学前編:重要試験情報」や「乙4 独学後編:勉強方法」を一読ください。

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

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