平成29年度(2017年度)の2電工・技能試験の候補問題13の難易度は「ふつう」であり、落ち着いて施工すれば合格できる問題である。本問は、「A(自動点滅器)」が固有部分だが、端子台で代用されるだろうから、問題ではない。本問の攻略、手順、注意事項を述べる。独学者向け。
平成29年度(2017年度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題13」の独学者向けポイントを見ていきます。
問題攻略の前に、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」に、ざっくり目を通してください。
候補問題13は、「ふつう」の難易度ですが、以下の対策を採れば、「カンタン」です。
本問は、受かる問題なので、遭遇したら確実に合格したいです。
本問の固有部分は、上記画像で一目ですが、「A(自動点滅器)」のところです。
しかし、当該部分は、おおむね「端子台代用」なので、そう難しくはありません。
他は、他の候補問題を消化するうちに、できるようになるものばかりなので、問題ではないでしょう。
結論から言うと、「暗記」です。
「A(自動点滅機)」は、「端子台」で代用されるので、結線を丸暗記して凌ぎます。
ここは、他の候補問題にはない、特殊な付け方をします。
それは、「1つの端子に2本の電線を挿し込む」で、慣れていないと、100%戸惑います。
端子台「1」には、本線の黒、
端子台「2」には、本線とRの白2本、
端子台「3」には、Rの黒1本、
…と憶えてしまい、取り付け方を練習しておきましょう。
なお、数字は、問題の指定に従ってください。変わるときがあるので、大船に乗った気分は禁物です。。
また、試験的には「暗記」ですが、CdS回路の理屈は、一通り、押さえておきます。
というのも、「施工条件」が変わる可能性があるからです。
思考なき丸暗記だと、問題を変えられただけで即落ちですので、“担保”として、端子台の背景と自動点滅器の理屈は理解しておいてください。
あと、大丈夫だと思いますが、「端子台」は…、
電線の被膜を剥き過ぎていると、『欠陥』で即落ちです。
ねじが、被膜を噛んでいると、『欠陥』で即落ちです。
言うまでもありませんが、「ねじを締め忘れている」「接続していない」「電線が外れている」でも、『欠陥』で即落ちです。
作業後は、必ず、テキストのお手本と比べて、遜色がないかどうかをチェックです。
油断せず、最低3回は、練習しておきましょう。
本問では、馴染みのない「VVRケーブル(Aに接続)」が登場します。
大丈夫だと思いますが、フラットなVVFに比べると、外装剥ぎが厄介です。
2~3回は、練習しておくと、本試験では「ミスゼロ」です。
なお、VVRケーブルは、テキストや指導機関によっては、電工ナイフを使うところがあります。
しかし、わたしは、電工ナイフの取り扱いに不慣れなので、「ストリッパ」で作業しました。
ストリッパで、ぐにぐにと、切れ目を入れて、ペンチで引き抜き、んで、ビニールのゲバをストリッパの先で取り除きました。
VVRもストリッパで凌げるので、電工ナイフが苦手な人は、参考にしてみてください。
なお、念のため、本試験での注意を述べたいのですが、長くなるので「問題文は命取り‐絶対的注意事項」に述べています。併せて、お目汚しください。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
2017年1月24日 9:43 AM
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