お茶菓子といいますと、ホント、言い得て妙の組み合わせだと思うのであります。
子どものころ、多くの方は、「虫歯」になったように思います。
しかし、大人になると、手ひどい虫歯に悩むことは、そんなになくなったのではないでしょうか?
その理由としては、長じると、無闇矢鱈に甘いものを食べなくなったから、ということができましょう。
つまり、相対的に虫歯の原因となる甘いお菓子を食べなくなったから、虫歯に罹るパーセンテージも応じて低くなった、という寸法でございます。
しかし、わたくしが思いますに、大人になると虫歯が少なくなるのは、もう1つの大きな理由があるように考えます。
それは、「甘いものを食べるときには、お茶か何かを飲みながら食べる」という食べ方の変化です。
つまり、たとえば、大人になればケーキを食べるにしても、ケーキだけをがっつくわけではなくて、紅茶なりコーヒーと一緒に、頂くのが大半でありましょう。
反対に、子どもというのは、チョコレートならチョコレートをバグバグと、口の周りをべとべとにして食べています。ケーキならあんなにクリームばっかりを食べれるなあというくらいに、そればかりを食べるものでございます。
つまり、お茶などは飲まないし、水っけはジュースだったりして、これまた虫歯の原因になるという次第です。
ご存知のように、お茶には結構な殺菌作用があって、特に緑茶や紅茶のタンニンには、強い殺菌作用があるといいます。
加えて、お茶は、「熱い熱湯」が伴いますので、この熱湯消毒という点でも、菌類の殺菌に効はあってしかるべきでありましょう。
このように、甘いものには、「お茶」を組み合わせることで、虫歯菌の増殖をかなり抑えられるのではないかと、考える次第でございます。
わたくしは、今となってもそこそこお菓子や甘いものを“結構”食べる人なのですが、甘いものと同時に、お茶を欠かせませんので、この数年、虫歯になった記憶がないのでございます。
何しろ、夏でも熱いお茶か紅茶かコーヒーです。
(なんであんなに甘いものを食べてるのに虫歯にならないのかなー)と不思議に思ったら、(あ、お茶が虫歯を予防してるんでないかな)と考えた次第でございます。
虫歯の予防に一番なのは、歯磨きでしょうが、甘いものにお茶を添えるだけでも、十分な虫歯予防となるように思います。
お勉強中に甘いものをよく摘まむ方は、一碗のお茶をお添え下さればと存じます。
2013年2月20日 9:15 AM
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