“真冬の受験生”などと耳にすると、昔気質の古い人は、「ちゃんちゃんこ」を来た人を思い浮かべるのではないかと思います。
「ちゃんちゃんこ」とは、ゲゲゲの鬼太郎が来ている、しましま模様のチョッキのことです。かつては、受験生の制服みたいなものでした。
さて、当該「ちゃんちゃんこ」は、なかなかに暖かく、もこもこしていて、肌触りも決して悪くないのですが、いかんせん「肩が凝る」という欠点があります。
最近のものは、繊維の材質が変わって軽くなっていますが、それでも、長時間着ていると肩が凝ってまいります。
肩凝りはお勉強の天敵でして、肩が凝ると首が凝り、首が凝ると目が疲れ、目が疲れると集中力がもたなくなって、激しく勉強に嫌気が差す、といった寸法です。
冬のお勉強時には、どうしても厚着をしがちですが、能率的には、可能な限り、肩の凝らないのを身に着けた方が、よいのでございます。
では、「ちゃんちゃんこ」のようなぼてっとした物の代わりに、何を着ればいいかというと、タイトルに述べました「防寒ベスト」なのであります。
防寒ベストは、大層な高価なものでなくても、構いません。ユニクロやしまむら、西松屋のバーゲン品で結構至極であります。
というのも、防寒ベスト自体が、暖かく感じるようになっているためです。
防寒ベストを着ていると、「胴体部分」の熱を保つので、腕や足が寒く感じてはいても、身体全体では、寒さがそれほど苦にならないのです。
まあ、いってしまえば、「内臓」を冷やさないので、身体は寒さに対してそれほどの警戒をしない、なんて風にもいえるかと思います。
加えて、動くのが億劫にならないのも防寒ベストのいいところです。
防寒ベストは、主に外で作業をする鳶職人や左官屋が来ても、動きに支障のない作りとなっています。動きやすさも、防寒ベストを推薦する理由のひとつです。
こんな風に、防寒ベストは、なかなかにお勉強という作業に資する装備品であるかと存じます。
「袖がないだけで、こんなに肩が凝らないのか~」という、新発見をしてくださればと思います。
2013年1月21日 6:13 PM
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