| カテゴリー: 過去のススメ |
ホンの4ヶ月前、昨年はあれほどに暑かったのに、冬は暖冬かと思いきや、この寒さでございます。
まったき冬将軍の到来でございます。
鳥取では歴史的寒さで、雪の重さで船が沈んでございます。どんだけやねんと摩訶不思議でございます。
ホンと、過去に聞いたことがない珍事でございます。これこそ仰天ニュースでありましょう。
予想外の冷えでありますので、凍結による転倒や体調不良にはご注意くださいますよう、ご自愛の程をば、お願いする次第でございます。
さて、寒さでございますが、寒さとお勉強との相性はよくありません。
お勉強といいますのは、座って行なうものでございます。この、座るというのが、アレなのでございます。
まず、座っている状態を思い起こしてくださればと存じます。
どこに力がかかっているでしょうか。それは言うまでもなく、腰のところでございます。
身体の力を意識してみれば、尾てい骨のちょっと上の辺りに、ずんとした重みがかかっているのを実感できるように思います。
座っている状態とは、上半身の重さ全てを、腰の部分で支えている状態なのでございます。
もっと即物的に言えば、上半身の重さすべてを、背骨一本と背筋・腹筋のみで支えている、というわけでございます。
立っている状態は、2本の足で体重を支えることができますが、座っていますと、脚部では支えられませんから、腰をよけいに使うことと相なります。
座っている状態というのは、それだけで、腰に負担がかかっている次第でございます。
しかも、数時間ものあいだは、じっとするお勉強でございます。その負担も増し増すことでありましょう。
そして、時は「冬」でございます。
腰は温めにくいという難点がございます。
こたつでは暖かさが直接的に届きません。
空調でもあんまり、でございます。そのため、ますます腰に負担がかかってくるといった次第でございます。
もし、冬にお勉強をしていまして、お勉強後にお風呂に入った際に、腰の辺りでお湯の温度が如実に感じられるようなら、かなり、腰は冷えているとお考えください。
とんと気付かぬうちに、がっつり冷えているのでございます。
腰が冷えると身体全体もぞくぞくするし、内臓にも余計な負担がかかるし、痔にもなりやすくなります。
何ともお勉強が続かない、集中ができなくなったときは、腰の冷えについて注意してみるのもようございます。
腰は、意外な鈍感なところでありまして、寒いと思ったその時点で、かなり冷えていると考えてようございます。
そこで、タイトルにありますように、毛糸の腹巻が出て来る塩梅でございます。
1つ巻いておきますと、腰の部分に暖かい空気の層ができますから、こたつや空調その他暖房器具の熱、体温をそこで保持できます。
なお、腹巻は、できるだけ毛糸のものがよいように存じます。綿じゃあ暖層ができにくいかな、と思います。
腹巻で腰の冷えを、引いては全身の冷えの予防ができるように存じます。疲れ方も、かなりちがってくるでしょう。
なんてたって、身体は余計な熱を生まなくてもいいのですから、その分のエネルギーをお勉強にまわせるはずです。
そして、できるだけ、ぴっちりした腹巻をご着用ください。そうしますと、一種、さらしを巻いたような状態となって筋肉が刺激されるのか、より上半身の重さをさせられるようになる感が致します。
少しおっさんくさくなりますが、そこはぐっとこらえて、家の中だけでも腹巻ライフをお過ごしくださればと存じます。
2011年1月4日 12:44 PM
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