| カテゴリー: 過去のススメ |
『64. 店(shop)の話はするな。買い物(shopping)の話をしろ。』
人は店の内装で買わない。
よく、お店のインテリアや什器類の品質等々が、店の個性で取り沙汰されることがあるが、それらは特に何でもない。
それらがあるから、売れているわけではない。
お客様は、衛生的なこと以外は、本当に無頓着である。というか、自分の買い物に絡むこと意外は、全然憶えていない。
ゴミが落ちていたり、掃除ができてなかったりすれば客足は遠のくかもしれない。
ヤダナと思って、来なくなる人はいるかもしれない。
しかし、そのお店の商品が際立って安かったり、品質が良ければ、必ず再びやって来るのが多数である。
店云々は問題ではない。あってもすぐに片付く。
問題は、どのような場所で、何を取り扱い、どの時間帯に、何がどう売れているか、である。
枝葉末節なことには、目を瞑るべし。何が買われて、何が売られているのか、だけである。
わたしたち客の立場の者は、内装に目が行くようなら、そこで出されるものや商品によくよく視線を注ぐべきである。
何かから目を逸らすために、念入りの内装をすることが、十分過ぎるほどに考えられる。
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『65. 船(ship)の話はするな。送料(shipping)の話をしろ。』
配送業者など、お客様にとってはどうでもいいし、どこでもいい。
ビンや食品など、輸送方法が商品に甚大な影響を及ぼすなら熟慮が必要だが、そうでないなら、ぶっちゃけ、どうでもいい。
どんな梱包資材で送られようが、どの輸送業者だろうが、それ以上に、送料の額だけが問題なのである。
お客様にとっては、送料はいくらか、単純に安く届けばいい、のみに関心がある。タダならなおよい。
送料の問題は実に根深く、心理の問題でもある。
「送料」があるがために、検索サイトを巡り巡って、ようやく辿り着いたその商品が欲しいなあと思っても、送料があると、すうっと気持ちまで冷え切ってしまうのである。
お客様にとって、最初に買うときは、品物もお店もよくは知らないから、不安である。不安なら財布の紐は硬く閉ざされてしまう。
1万円が7980円に、7980円が4980円に。10個(本)が7(本)に、7(本)が2本に、といった塩梅である。
データを調べてみて、商品に自信のあるお店や、リピーターの多い商品を扱っているお店は、最初に利用してくれるお客様、つまり新規のお客様には、送料分を省くのも「あり」である。
初回送料無料にして、それ以降は、○○円以上は無料、とするのもあり、のように思われる。
もちろん、きっちりとフォローや営業をかけるのは言うまでもない。
損益分岐点が許すのであれば、「送料」というお客様方の重石を取り外してしまうのも、よいように思われる。
わたしたち「客」の立場の者は、送料で店側のサービスを垣間見ることができるのである。
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『66. 艦隊では、気違いは辞めることが出来る。だけど、辞めたがってる奴はまともか、強要されてるかどっちかだ。』
正直、よくわからない。
2011年1月7日 4:48 PM
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