独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

自分の因果関係

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

お勉強といいますのは、1つの体系であり、そしてまた、実験でもございます。
何か、コレコレという決まりきった方法があるのではないのでございます。
言ってしまえば、個々それぞれの人に、それぞれのやり方がある、としかいいようがないのでございます。
考えても見れば、同じ授業で同じ教科書を使っていても、成績には差が出て来るのでございます。
もちろん、個々の努力が物を言うのではありますが、「差」の存在こそが、お勉強というものが個人的なものであることを示しているように思うのでございます。
さて、先ほど、わたくしは、お勉強とは実験であると申しました。
本当にわたくしは、お勉強というのは、自分自身を素材にした、実験であるように思うのでございます。
ある人には有効なAというやり方がダメだったりする反面、あまり人気のない、人に知られていないBというやり方がうまく行ったりするのでございます。
朝のお勉強がうまく行く人が居れば、完全夜型の0時過ぎのお勉強が1番しっくり来る方も居られます。
電車の中で暗記がうまく行く人も居れば、全くできない方もいます。
Aという教材がいいという人もいれば、ダメだという人もいます。
お勉強というのは、ほんとうに多種であり多様であるのでございます。
ですから、お勉強の方法というのは、自得するというか、自分で見つけた方が、あれこれ方法論やノウハウを追いかけるよりも速いことが多いのでございます。
基本、お勉強といいますのは、自分でひねり出したものほど、うまく行くように思います。
こうしてあーしたらいいよ、と言われてやるよりも、自分でウウンと考えてぱっと(こうしたらいいんじゃねえの?)と思いついたものが、以降のお勉強に良い影響をもたらすこともあるのでございます。
信頼のおける人に言われることで、がんばれる人もおられることでありましょう。
ならば、こうした人は、よき師を見つけることが、お勉強で重要な要素となってくるでしょう。
ちなみにわたくしは、前者の自得派でございます^^
お勉強とは、自身の因果をつかむことでもございます。
少し寝たらバリバリお勉強が進む人なら、帰宅後に少し寝るのもいいでしょう。
しかし、いったん寝ると朝まで起きない人なら、帰宅後のミニ睡眠は、お勉強の大敵となるでしょう。
気合を入れたら続く人もいれば、気合を入れて気負ってお勉強をするとたちまち三日坊主に終わる人もいます。
ならば、気負わない範囲でお勉強に臨むことが、その人にとっては必勝法となることでありましょう。
暗記や記憶の作業も同様でございます。憶え方というのも、実に個人差がございます。
書けば憶える人、背景や論拠をおさえることで憶える人、関連付けて憶える人、声に出して唱えて憶える人、何回も何回も見て憶える人、などなど、これまた、個々の人によって必勝のパターンが違ってくるのでございます。
自身の因果というものを発見し、実地に試していくことで、「自分の勉強」というものが、いっそう見えてくるように思います。
外に溢れるやり方や方法論、ノウハウに疲れた方は、内にある自分の因果を探り当ててくださればと存じます。

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