独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

フェレンギ人のバイブル13〜15

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

『13. する価値がある全てのことは、金のためになる。』
どういう背景で語られたのかは知らないが、個人的には、「常に見なければならないこと」と考える。
常に見るとは、先入観や手垢の付いた価値判断に縛られたり邪魔されたりすることなく、フラット且つ平静に、物事を目の中に入れていかねばならない、ということだ。
この言のうち、ひっかかるのは、「する価値」という部分である。
即断に価値のある・なしを決めてしまったために、儲け損なったということは多々ある。
こんなもの!と思っていたら、意外に売れていた、なんてことは世に溢れている。
こんなの長く続くか!と思っていたら、予想以上に長く売れ続けている、なんてことは多々ある。
たとえば、「お茶」で、緑茶や麦茶が自販機で売れるかと一蹴されたいたら、今では飲料水販売の堂々たる一角を担っている。
「する価値がある全てのこと」を、いかに自身の血肉とできるか、意識の範疇に入れるかが、「金」になるかどうかの最も基本的なことであるように思った。
価値がない、ムダ、と言われていたものが、既存の市場を奪って今では堂々たる市場を築く。
インターネットは以前、便所の落書きやら無編集テキストのだだ漏れ、などと揶揄されていた。
もう、こんなことをいう人はいないだろう。
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『14. 盗品は、100%利益になる。』
窃盗は100%利益になる、でないところがミソである。
窃盗という行為と、盗品という物の分類名では、天と地ほど違う。
お金も洗えばきれいになるように、盗品も洗えばきれいになる。
盗品を扱っても、善意の第三者ともなりうるのだ。
しかし、盗品を扱うのは、まず、盗ませるためのコスト、盗人の維持・管理のコスト、秘密の流通コスト、ロンダリングのためのコストがかかるから、盗品が100%利益になるとはいえない。
盗品とわかれば、買い手に買い叩かれる。
なら、何を以って「盗品は100%の利益となる」と言い切るのだろうか。
当たり前だが、自分で盗めば逮捕のリスクがあるから、拘留・懲役の時間だけ、いうなれば時間給を損する。
技術ややり方を盗むのは、こんなもの当たり前のことであって、わざわざ盗品というに及ばない。
まさかフェレンギ人が、傘や自転車を盗んだり、万引き程度のものを言っているのではあるまい。
おいら的には、盗品販売はよほどの人的・物的システムを作り上げないと、100%の利益にならないと思う。
逆に、盗品が100%利益になる程のシステムを作った者だけが、盗品から利益を上げられるというのだろうか。
どうしてそう言えるのか、フェレンギ人に質してみたい。
要研究事項。
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『15. 利口者は馬鹿なふりをする。』
小利口な者では、まだまだ、馬鹿なふりができない、ということ。
おちゃらけてひょうきんな人が、いざとなったら氷のような理性と莫大な見識を持っていることは多々ある。
利口な人は、利口な風に・頭がよい風に見せることもできるし、馬鹿なふり、何もしらないふりもできるというわけである。
もし、馬鹿なふりができないのであれば、未だ利口ではない、ということなのだ。
頭がよいといわれたら、それはまだまだ利口ではないということ。
アホだね、馬鹿だねといわれるようになって、利口の序の口となる。
目的を達するのが頭のよさであるなら、相手の財布を紐を緩めるには、どうしたらいいか、なのである。
したり顔をした店員・見下すような雰囲気の人間に、人は好意をもつだろうか、財布の紐を緩めるだろうか。


フェレンギ人は

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