| カテゴリー: 過去のススメ |
困ったとき、どうしたらよいかわからないとき、途方に暮れたとき、あまりに複雑で何をすべきかわからないとき、着手に戸惑うとき、こうした際の考えるコツがございます。
それは、ただ結論のみを求めないことでございます。
完全な正解のみを求めようとすると、余計に解決が遅れるのでございます。
近道かと思っていたら、逆に意外に遠かった、というのことは結構ございます。
一直線に結論や正解を求めることが、逆に、正しい解決から放れていっていることも、ママあるものでございます。
しかも、結論や正解のみにまい進するのは、意外にしんどいのでございます。
あーでもない、こーでもないと思考は逡巡し、頭はあっという間に消耗します。
疲れると、当然ではありますが、よく考えることができなくなります。
また、唯一の解決方法を求めると、頭がどんどんと硬直して来るのでございます。
どうしてそんなことで悩んでいるの?という人が時折おられますが、こういう人は、どんな助言も受け付けないことが多々ございます。
頭が固くなりすぎて、思考に幅がない故に、何物も受け付けられないのでございます。
唯一の解を求めたが故に、余計に苦しむというよい例であるかと存じます。
このため、ますますよい考えや突破法が見えなくなっていくのでございます。
そもそも、正しい解・正しいやり方・正しい方法などは、そう簡単に見つからないものでございます。
すぐさま見出すことができるなら、もう遠の昔に、解決していてしかるべきでありましょう。
うんうん唸っても解決が見いだせられないのは、それが、難しいからでございます。
すぐには答えが出ないことなのに、すぐさま解決しようとするから、余計な力がはいって、殊更に疲れるといった次第でございます。
皆さんもご経験があるかと存じますが、「うまくいく」ときというのは、自分の考えている斜め上の、予想外のところから、ひょっこりと訪れるものでございます。
しかし、頭が硬直していたり、考えが萎縮していたりすると、なかなか、それが見えてこないのでございます。
何か難問なり課題に接して、うんうんと頭をひねりにひねっても解が見つからないときは、「正解」を直接的に求めないことが大切かと存じます。
唯一の完全なる解を求めるのではなく、あーしたらいい、こーしたらいいんでないかい程度の、アイデアや思い付き、思い為しを求めるのでございます。
それも、3つくらいを求めるのでございます。
難しいことを相手にするときは、唯一のものを求めるのではなく、代案3つ考えようとすると、意外な角度や視点で問題を見ることとなるので、考えやすくなるのでございます。
代案をいくつか設けて、そこからアプローチしていくと、ふっと解決策が見つかるものでございます。
難しいことには、唯一ではなく複数の点から、攻めてみることでございます。
難題は
2010年8月31日 10:35 AM
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