| カテゴリー: 過去のススメ |
独学におきましては、基本的に楽観がその根底にございます。
しかし、単に少し抜けただけの楽観ではありません。
よくよく考えてみたうえでの、楽観なのでございます。
たとえば、テキストの定義文なり表・リスト、重要語句・用語が憶えられないと致しましょう。
多くの人は、ここで肩を落としたり気分が暗くなったりするものでございます。
できない・わからない、は確かに、不合格のもとではございます。
しかし、それは、本試験のそのときだけのものでありまして、本試験の日までにできるようになっていればよいだけの話でございます。
ですから、「いまはできない・わからないけれども」と条件付けて考えなければならないのでございます。
そう考えますから、ほいじゃまあ、今できることはなんじゃいな、とか、どこからやるかね、といったように次善の策が生まれてくるのでございます。
多くのうちの1個でもできれば、あとはそのやり方で、2個、3個とできる部分を増やせばよいわけでございます。
2個、3個とできるように、わかるように、憶えられるようになれば、次は半分を目指します。
おそらく、できることでしょう。半分まで済めば、残りはできたも同然でございます。
全部ができないからといって、むやみやたらに落ち込んだり、陰気になることほど、事態の解決を遠ざけているものはございません。
また、でございます。
できなかったりわからなかったりしたときは、反省すべき点が必ずございます。
しかし、落ち込んでいたり、できないやなどと悲観的な気分に浸っておりますと、どうしても、その反省が疎かになるのでございます。
基本的に、あるところができなくても、お勉強上の反省点や教訓を汲み取ったならば、それでおしまいなのでございます。悲観をするような隙はないのでございます。
得た教訓や対策なりを考えるわけですから、それ以降は、失敗や失策については考えないのでございます。
悲観の始まりは無思考から、と申します。愚か者はどんな幸福な境遇でも嘆く、と申します。
逆に言えば、今日できなかったなら、そのできなかったことを明日以降に考えなくなるまでの処置なり反省をしてないからこそ、悲観的になってしまうのでございます。
お勉強におきましては、ひとまず楽観的な姿勢を保ち、そして、よくよくどうしたらいいか、どうしたらできるようになるか、忘れないようになるかを自身の頭でお考えくださればと存じます。
うんうんと心に気に病むよりも、よっぽど、問題解決に繋がるかと存じます。
解決に向いて考えておりますと、楽観的になるものでございます。
考えると
2010年5月14日 11:04 AM
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