| カテゴリー: 過去のススメ |
お勉強といいますは、まあ、基本は適当といいますか、根を詰めないようにするのが肝要でございます。
もちろんのこと、このことは真面目にやらないというわけではないのでございます。
やるときは真面目にやりますが、めちゃくちゃにがんばらないのでございます。
といいますのも、独学と申しますのは、基本的に監視をする人がおりませんので、やめようと思えばいつでも好きなときに止めてしまえるのでございます。
「もうすこしがんばろうぜ!」という人がいませんから、あまりに自分を追い込みすぎてしまうと、途端に嫌になってしまい、お勉強が頓挫なり挫折をするわけでございます。
無理を通せば、ほんとうに道理は引っ込むもの。
お勉強にがんばったら、後で長期のスランプに陥って、がんばった事がすべて水泡に帰したなんてこともございます。
この点、独学には独学の特性がございますので、よくよく考えてお勉強してくださればと存じます。
さて、独学の特性と申しますと、その他のサポートがないのも、その特徴であるかと存じます。
いってしまえば、すべてのことを自分でやらないといけないわけでございます。
願書は自分で取りにいかないといけませんし、資料は自分で探さないといけませんし、情報の取捨選択も、自分でやっていかねばなりません。
よい例えをするなら、わたくしたちというのは、超零細企業であるとお考えくださればと存じます。
それはちょっとという方は、まあ、自分の腕が頼みの職人、とでもお考えくださればと存じます。
2つに共通するのは、毎日が勝負という点でございます。
毎日がんばりすぎて、数ヵ月後に身体が動かなくなってしまえば、その時点でその事業はぽしゃってしまうのでございます。
専門学校等でありますと、まあ、質問体制や相談コーナーなどの、いうなれば福利厚生が充実してございます。
しかし、独学と申しますのは、この点、非常なほどの素寒貧でございます。
自分でやらずしては、何も始まらないものでありますから、気を抜けないのでございます。
基本的に、気を抜くのは本試験を受けた後だけ、でございます。
独学は、基本的に楽天的で、追い込まず、気を楽に行うものでありますが、それは、「気」を本試験まで維持せんがためでございます。
いったん気を抜ききってしまうと、再び元の地点に戻るのには結構な時間がかかります。
ゆっくりやっても構いませんし、多少、できなくても、わからなくても構いませんが、ただ、気だけは完全に抜かないようにしてくださればと存じます。
成長や実力の伸びというのは、想像以上に遅れてやって参ります。
この点も併せて、頭の片隅にでも置いていてくださればと存じます。
いつもどこかで
2010年5月11日 12:28 PM
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