独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

バック・トゥ・ベイシック

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

お勉強といいますのは、合格するに足る実力を身につける作業でございます。
基本的には、力を蓄えれば蓄えるほど、合格は近づいて参ります。
しかし、なのでございます。
実力が付き出した中盤から序盤で、ある問題が浮上して来るのでございます。
それは、「難しいことが楽しくなる」ことでございます。
その語句の通りに、難しいところを読んだり難問を解くことが快感になってくるのでございます。
その背景には、実力の存在でございます。当たり前のことではありますが、実力がないときは難しいところなど頭が痛くなるだけですから、距離を取るかスルーをするのみでございます。
しかし、実力が付いて参りますと、解けたり理解できるようになるのでございます。
これが、面白い!と相なるわけでございます。
このため、実力者ほど難問や奇問、珍問に一生懸命になってしまうのでございます。
これが問題なのでございます。
何が問題なのかと申しますと、試験の合否というのは、難問や奇問の類は握っていないという事実でございます。
合格と不合格が決まるのは、大概、基礎的・基本的な問題で決まってくるのでございます。
ほんとうに、テキストの黒文字・太文字で書かれているようなこと、問題集で定番の問題、受験生なら誰でも知っているようなことで合否というのは分れてくるのでございます。
実力が付いてきましたら、その実力に引っ張られるようなお勉強をするのは控えてくださればと存じます。
勉強すべきかやらざるべきかは、点数の取れる勉強かどうか、または点数を落とさない勉強となるかどうかで把握ください。
それをやることで何点が期待できるのか冷静に計算してみて下さい。
ほんとうに実力のある人ほど、とんちんかんな勉強に奔ります。
これまで一度も出た事がないところを一生懸命になったり、もう二度と出ないだろう難問や奇問に熱中したりするのでございます。
よっぽどの確信や事情、傾向がないのであれば、難問や奇問の類には一生懸命にならず、基礎と基本をさらに充実化してくださればと存じます。
難問や奇問に費やした時間を過去問の復習や基礎・基本事項の確認に使っていれば合格していたという人は多々居られます。
わたくしたちは、合格点を取って合格するためにお勉強をしているのでございます。
お勉強のためのお勉強ではありませんので、この点、ご注意くださればと存じます。


常に

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