独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

本当のミスとは

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

基本的に、試験というのは受験生を落とすためにございます。
表立っては知識や能力、資質の有無をチェックしていると謳っておりますが、もちろん建前でございます。
実際の実務では、まあ年に1回、耳目にするようなことでも、なぜか試験では頻出と相なることが多々あるわけでございます。
またこれとは逆に、実務上、とても大事な事でも、試験では問題にし難いとの理由で、ひとつも問われない事も多々あるかと存じます。
このズレが原因といいましょうか、最初は能力チェックだったものが、だんだんと試験のための試験、選ぶための試験が落とすための試験ととなるわけでございます。
さて、試験が落とすためのものであるなら、わたくしたちは、落とされないようにしなければなりません。
この意味で、ミスと言うものをお考えくださればと存じます。
試験におけるミスとは、1点の取れる問題・できる問題を落とす事にほかなりません。
試験のミスとは、ぶっちゃけ、これだけでございます。その他のミスは、まあ、どうにでもなります。
逆にいいますと、難問・奇問の類を間違うのは、ミスではないのでございます。
それらでは、確実に点が取れないからでございます。
難問や奇問への対策は手間と時間がかかって費用対効果が悪いうえに、対策をしたとしても確実に1点が取れる保証がありません。
また、他の受験生も穏当に解けないでしょうから、間違ったとしてもこちらに大きなマイナスはないのでございます。
ですから、できなくて点が取れずとも、ミスして失点しようとも、少しも気にする必要はありません。
難問奇問をいくら落とそうが、実質的にはミスにあらず、過ちにあらず、なのでございます。
ミスと聞くと何やら深く考えがちですが、単純に考えてほしく存じます。
わたしたちは試験のミスに絞って、つまりは、取れる問題を落とさない、できる問題を落とさないことのみを考えればよいのでございます。
ミスと言うのは性格や精神的なウッカリの所産ではなくて、処置の方向性の差に過ぎないのでございます。
全てのミスが等しく価値を持つのではなく、無視してもいいミスもあります。
取れる問題を落とさない・できる問題を落とさなくすることは、誰でも可能です。
重大なミスにたっぷりと時間と手間をかけ、そうではないミス、実質的にミスとも言えないミスについては、さらっと軽く手がけるだけでよいのでございます。
この点、勘違いをしないよう、ご助言したく存じます。
重要なのでもう一度言いますが、ミスとはあくまで、1点の取れる問題・できる問題を落とす事にほかなりません。
できるはずの問題、1点のとれる問題を落としたり間違った際には、時間を取って予防策をお取りくださればと存じます。
逆にいえば、わたくしたちがミスに対して深刻に処さねばならない時は、上記の時のみなのでございます。


馬鹿げた失点こそ

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