| カテゴリー: 過去のススメ |
部屋の姿が、頭の中の状態を表すと申します。
頭の中がきちんと整理されている人は、部屋の中、家全体もきちんとしているわけでございます。
逆に、部屋がグチャグチャで散らかっており、物置には何年も使っていないガラクタが鎮座、押入れも何があるのやらわからず、整理のせの字も付いていないような家の人は、やはり、見たまんまの状態の頭の中になっているのでございます。
基本的に、部屋がグチャグチャの人は合格しませんし、机の上が散らかっている人も合格は難しゅう存じます。
お勉強と言うのは、基本的に出来上がった世界のものでございます。整理できる存在なのでございます。
まずは、整理整頓が、お勉強と深くかかわっている事を、意識の片隅にでも置いていてくださればと存じます。
しかし、いざ片付けとなるとしちめんどくさいものでございます。
ポイントは全部を一気にきれいに使用としないことでございます。
部分部分・要所要所から攻めていくのでございます。
まずは隗より始めよと申しますように、身近なところの机の周りから整理していきましょう。
基本的に雑誌新聞の類などの必要のないゴミの整理は簡単でございます。
紐でくくって捨てれば良いからでございます。
問題なのは、捨てるには躊躇をする「半ゴミ」でございます。
使うかもなあと思いつつ、部屋の片隅なり押入れにしまわれた物でございます。
片付けの要諦は、この半ゴミを整理如何にかかっている事をお忘れなきよう、念を入れて指摘しておきたく存じます。
使うかもしれない半ゴミも、ゴミでございます。
この半ゴミの処理の多寡で、机の周り・部屋の雰囲気ががらりと変わるのでございます。
まずは、最後に使ったのは何時なのかを思い出してくださればと存じます。
1年も2年も使っていないなら、おそらくはその物は旧式と成り果てている事でありましょう。
布団圧縮袋でさえ、日進月歩の進歩。急須だって便利になっております。
おそらく、その目の前の半ゴミも、今ではもっと使い勝手のよいものがあることでしょう。
捨ててしまって新しく買い換えても、それほど大きな損失のないことを断言したく存じます。
分量が多いなら、小分けにして捨てていくのも名案でございます。
いっぺんに捨てれないなら、3回〜5回に分けて捨てます。最初の数回は身を切られるような気分ですが、捨てる回数が増えるにつれて、捨てやすくなるかと存じます。
次に、猶予期間の設定でございます。1ヶ月・3ヵ月といった処分の猶予期間を設けて、期間内に一度も使うことがなければ強制的に捨てるといった工夫でございます。
使わなければ強制的に捨てると言う点で一括処理できるのでなかなかにうまい方法でございます。
こうした片付け・整理整頓を繰り返していくと、おそらくは、「いつか使うから捨てない」ものが再度使われる機会はほとんどないことにお気づきになられるかと存じます。
再び使われるのは、大掃除や片付けのときに発見して、(丁度いま必要だったの)といったごくまれな場合を除いてありません。
正直、ほとんど偶然のレベルの使用頻度であるかと考えます。
半ゴミを使うのは偶然でございます。
しかし、捨てるならば、部屋が片付くのは必然なのでございます。
捨ててこそわかる
2010年2月17日 9:23 AM
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