独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

雰囲気をつかむ

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

とても丁寧な人が居られます。
例えば、新しい機械を買ったときなどは、取扱説明書をきっちり1ページ目から読む人でございます。
それはそれで良いかと存じます。おそらくは、くだらない詐欺や見通しのない投資話、勝算のない儲け話には騙されない事でしょう。きっちり、契約内容の1から、事業の基本部分から把握するよう努めるかと存じます。
丁寧に見ていくというのは、よいことではあるのでございます。
しかし、それはお勉強には、どうかなと思う次第でございます。
というのも、人間は、意味のない時間をことのほか苦手としているからでございます。
勉強時間中えんえんと、これまでの人生で耳にしたことのない専門用語やなじみの薄い語句群と付き合うのは、事の外、めんどくさいものでございます。
ですから、一言、疲れてしまうのでございます。疲れれば進みも遅くなりますし、進捗が遅ければ実力の付き方も芳しくはないでしょう。
ですから、独学では、ざっとテキストを読んだら問題集に入っていくのでございます。
勿論、最初から問題をバリバリ解くことはできませんが、何かしらやっている感じはあるものでございます。
テキストを読みながら、解説を読みながらであれば、間違いだらけであっても解答はできるものでございます。
いうなれば、新人さんに分厚いマニュアルを渡して仕事の手順をぐたぐたと説明するよりも、とりあえず現場に放り込んで空気を感じ取ってもらうのと同じ意味合いでございます。
マニュアルを完全に憶えさせ理解させてから仕事の手順を説明するよりも、いの一番に現場に連れて行って実際に仕事を見せた方が、仕事の憶えはもとよりマニュアルの理解も早いことでしょう。
試験勉強においても同様の理で、試験を肌で感じるには無味乾燥なテキストよりも問題集での問題演習を通じて体感していく方がてっとりばやいというわけでございます。
試験勉強にはそれぞれ、クセといいましょうか、傾向といいましょうか、個性というようなものがございます。まずは、それを掴んでほしく思います。
雰囲気を掴めば、テキストをどういう風に読めばいいのか、テキストにどう接すればいいのかも次第にわかってくるものでございます。
個性なりを掴んだうえ、それに適うように進めていく、詳細を決めていく方が、全般的に早いかと存じます。
そして、ある程度実力が付くなり、理解が及ぶなり、知識が蓄積されたら、自前の丁寧さを発揮していけば良いかと存じます。


ざっと済ませて

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