独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

追い込みの注意点

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

本試験の1ヶ月前あたりから、だんだんと追い込みの準備をしていきます。
試験勉強期間を長く取っていた人や気の早い人は、2ヶ月前あたりから追い込みをしていってもようございます。
本試験が間近になれば、どうしてもテンションは上がりますから、日々のお勉強にがんばれるようになります。
昔の人は、ケツに火がつくなどと申しましたが、なるほど、言いえて妙かと存じます。
普段ののん気モードは何処に言ったのやら、ばりばりと目の前の事を処理していくようになります。
さて、追い込みでは、お勉強にがんばりにがんばるわけですが、わたしたちはいったい何をがんばればよいのか、というわけでございます。
追い込みでがんばるのは、ただひとつ、復習のみでございます。
これまでやってきたこと全てを、総復習いたします。
テキストは読み直し、問題集は解き直し、過去問ももう一度、模試も時間を測って解き直します。
復習のみ、なのでございます。
ということは、もはや、追い込みの時には、新しい問題集その他には手をつけないのでございます。
ですから、直前○○問題集とか、直前チェックと銘打たれた問題集は解かないのでございます。同様に、直前総チェックなんたらの資料集なりミニテキスト、サブテキストも読みません。
「新しい事はしない」−ここが肝要でございます。
どうして新しい事は手を付けないのかというと、マスターまでには漕ぎ付けられないからでございます。
新しく問題集なり資料を買ってきたと致しましょう。さて、では、それを残すところあと1〜2ヶ月の間で、手垢で真っ黒ぼろぼろよれよれのテキストや問題集、過去問のレベルにまで使い込めるのかというわけです。
新教材を一心に信じて、それのみをやるならば使い込みは可能でしょうが、おそらくは時間的に不可能であるかと存じます。
その新教材が、ほんとうによっぽどのもので、受験生の8割は使い見ているようなものなら話は別ですが、そういう教材というのは、ほとんどない、いや、ないといっても良いかと存じます。
実際には、追い込みの時には、重要事項や頻出事項、用語や語句、定義や説明、表・リストなどの確認が残っております。その、優秀なる教材のみに構うわけにも行かないのでございます。
新しい教材をやるときには、その教材がこれまでの教材よりも優れている、または、やる価値があるという確かな理由がない限りは、やらない方が賢明ではないかと思います。
もっといってしまうと、これまで使ってきた馴染みの教材を放棄するだけの理由があるのか、というわけでございます。新教材がそんなにも凄いものなら、わたしたちはそれを最初から使うべきでありましょう。
というわけでありまして、本試験の追い込みになって、新しい教材に手を出すような事はお控えくださればと存じます。


うまくやれることを

みんなとシェアする