独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

何をしたらいいのやら

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

独学といいますのは、基本的に自分ひとりで全てを賄わないとなりません。
これが通信や通学でありますと、講師教師陣はもとより、受験仲間、チューター相談員アドバイザー相談窓口アフターケア係に相談する事が可能でございます。
ですから、多少のスランプはなんとか解決できるものでございます。
先にいいましたように、独学とはその字の如く、1人で全部を取り仕切っていかねばなりません。
独学の過程においては、おそらくは、やる事がわからなくなってきたり、どこから手を付けたらいいかわからくなったりするかと存じます。
まあそれは、独学の構造上の問題であります。
だって、今、目の前のお勉強は全て未知であるし、これまでの経験に無いものでございます。当然、合格しておりませんから、ゴール自体が明白ではありません。
「何をしたらいいのかわからなくなる」のは、実はよくある事なのでございます。
しかし、よくあるからといってノホホンとばかりしても居られません。なんとか手立てを取らねば、緊張感も薄れるし、やる気は蒸発して、本当に勉強から距離を取るようになってしまいます。
これでは、これまでのお勉強で積み重ねてきたものも、3割4割減の効果しかなくなってしまいます。
さすれば、どうしたらいいか、というわけでございます。
まずは、右往左往するのはやめる事でございます。
どうしたらいいかわからないというのは、やる事が多く見えていて優先順位が固まっていない状態とも言えるかと存じます。
右往左往とは、いわば、あれも大事これも大事と頭がお手盛り状態なのでございます。ですから、あっちに手を付けこっちに手をつけてしまうわけでございます。
やるべき事が見えているのは、実力の証拠、伸びた証でございますが、その反面、ありありとやるべき事が見えてくるわけでございます。
力の無い状態だと、それほど迷いません。というのも、目の前のことでいっぱいで他に目が行かないからでございます。
とりあえず、どうしたらいいか、なにをしたらいいかわからないときは、自分の力の集中運用を念頭に置いてくださればと存じます。
1点に集中的に用いるからこそ、エネルギーや力という見えないものは実体化致します。
実力が伸びるにつれて、お勉強のやるべき事がどんどんと見えて参ります。焦りや不安から、アレやコレやと広範囲のものに手をつけがちです。
気力・実力ともに充実している時期であれば、そう考えずに同時多面八面六臂の活躍で、やってやれないこともないでしょうが、心が焦りや不安であればし損ねるほうが多いでしょう。
ですから、まずは1つに的を絞って集中して取り組むのでございます。
優先順位が付いておりませんから迷うかもしれませんが、この時ばかりは自分の直感を信じて、適当に(これでもやるか)程度に決め、バリバリとお勉強くださればと存じます。
テキストを読み直すのも良し。問題集や過去問を解き直すのも良し。間違った問題だけをやり直すのも良し。テキストの黒字・太字だけを拾い読みするの良し。不安箇所をノートにまとめて見るのも良し。
基本的に、何をしたらいいのかわからない右往左往状態は一過性のものですから、次第に不安や焦りの大波も引いて、冷静に物事を見れるようになるかと存じます。言い換えれば、やるべき事がたくさんある状態に慣れてしまうわけです。慣れたらこっちのものです。
精神的に揺れ動く時には、それにつられてこちらまで揺れ動かぬよう、じっくり腰を落ち着けて下さればと存じます。
それには、何かに集中するのが1番でございます。


1つができぬのに

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