| カテゴリー: 過去のススメ |
お勉強をしておりますと、時に本当に「わっからねえ」という事態に陥るかと存じます。
「本当に何をいっているんだ、この問題は?!」といったプチ難問はお勉強の日常茶飯事でありますが、本当に皆目ぜんぜんわからないときがあるのでございます。
そんなに数は少なくありませんが、絶対数はございます。
今回のススメでは、そんな全くわからないときにどうしたらいいかを考えてみたいと思います。
わからん!!と切れそうになったときは、ひとまず深呼吸を致しましょう。
そして、そのわからない内容が、どのくらいの重要度であり、そしてどのくらいの頻出度なのかを調べてみることと致しましょう。
といいますのも、お勉強の内容や中身によっては、相性が合わず捨て問題・無視問題・放棄問題となる可能性があるからでございます。
試験といいますのは1点の戦いであることは重々承知でございます。
ですから、どんな内容であれ備えをして手を打っておくべきかと思います。
しかしそれは理想でございます。嫌なものは嫌だし、合わないものは合いません。
ですから、合いそうに無いものは全く勉強せず捨ててしまい、試験に出たときは解答を運否天賦に委ね、その分の労力と解答時間はほかの問題にまわすという作戦に出るわけでございます。
この作戦が功を奏すのは、試験というのは、100点を取らなくてもよいからでございます。
6割で合格、7割取れれば完全に合格ラインと言われております。ですから、多用は禁物ですが、少しできないところがあっても他のところを落とさなければ、合格できると言う塩梅でございます。
嫌な所をイヤイヤやってストレスを募らすよりも、さっくり諦め他の箇所をがんばろう、ほかで点を取らんとするわけでございます。
受験生、まあ誰しも捨て問の1問や2問は持っております。全く皆目できないときは、捨てるかどうかをご検討くださればと存じます。
さて、問題なのは、重要度が高く、出題数も多く、配点も大きいところが皆目わからない時でございます。
捨て問といいましても、1問や2問程度の話でありまして、3問・4問・5問ともなると、それは流石に考えねばなりません。
3問以上をその他の問題でカバーするのは、よっぽどその他のところを、それ以外の箇所を徹底してみっちりやっておかねばならないわけで、そんな強度の高い作業をするなら、合わなくてもやってみた方が割に合うかと思います。
さて、全く合わないときはどうしたらいいか、ですが、まず、遠巻きにして見ることでございます。
そして、何度も何回も、短い時間で結構ですので、接することでございます。
喩えるなら、猛獣の類を飼いならせるような感じでございます。
ゆっくり時間をかけ、接触を増やしていけばだいぶ、理解できる点、考えの及びそうな点、簡単そうな点が見えてくるかと存じます。
先の猛獣ならしでいうなら、どういうときに機嫌が悪く、どういうときに接したらいいかがわかるような塩梅でございます。
読書も有効な皆目わからない対策の一手でございます。
捨てようがない重要なところが皆目わからないときは、短兵急に解決・解消を急がず、それこそ、本試験までにできればいいという長い目でもって、解決に勤しんでくださればと存じます。
真正面から
2009年12月29日 9:37 AM
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