独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

取れる問題は取る

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

基本的に、試験といいますのは「1点」を争う戦いでございます。
たかが1点されど1点・・・なんて言うレベルではありません。
1点で数千数百の受験生が泣いている事実を、わたくしたちは忘れてはならないのでございます。
穏当に行けば、わたくしたちもその列に入ることは畢竟だからでございます。
「たかが1点だからいいや」なんて甘く見ていると必ず、合格点に1点足りずに落ちる、なんともやるせない事態に陥るかと存じます。
その1点で、あと1年の勉強でございます。
皆様方におきましては、「1点」を絶対に甘く見ず、取れる問題は必ず取るようにしてほしく思います。
っと、まあ、こうした趣旨の雑文は、当ススメなり何なりで、お耳にされた方がたくさん居られるかと存じます。
しかし、それでも、そうはわかっちゃいるけど、ピンと来ない人も居られることでしょう。
そこで、金銭価額的に考えて見たく存じます。ここに、平均勉強時間が500時間で受かる試験があったと致します。
この時間数を、まあ穏当なアルバイトの時給750円でかけますと、「375,000」円という金額になります。
そして、この試験の試験問題数は50問と致しましょう。
ならば375000/50で、1問あたり「7,500」円と相なります。
試験勉強をせずに、アルバイト・パートその他残業副業に身を入れていたら、375,000円を今、手にしていたわけでございます。
わたくしたちが日々目にしている問題の1問には、7,500円の金銭価値と引き合っているわけでございます。
しかし、この金額は得べかりし収入の金額のみでございます。
ならば、費用についても見てみなければなりません。計算は簡単でございます。
これまでテキストや問題集、過去問といった教材にかかった費用と模試代、受験料、交通費などの総合計を50問で割るといった塩梅でございます。
まあ、テキスト、問題集、過去問を@3500円として、10500円。模試が5000円、受験料が3,000円、交通費が1,000円と致しますと、19500円と相なります。1問あたり390円。
かくして、1問あたり7500円+390円で「7890円」の価値があると考えられるわけでございます。
1問を捨てるというのは、「7,890」円を捨てる行為なのでございます。
この点、よくよくお考え下さればと存じます。
自分のやっていることは、「7,890」に引き合うかどうか、しっかり考えないといけないかと思います。
このご時世、自腹の7,890円を捨てるのは、なかなかに難しいのではないかと存じます。結構ないい肉を食べられるかと思います。それか、斤あたりで肉を買い豪快な煮豚・燻製もできちゃいます。
勿論のこと、落ちてしまえば全部パーと相なります。
試験といいますのは、1点の争いでありますが、1点を甘く見て落とすことは、7,890円をドブに捨てるような行為に等しいこと、また、自分から不合格という釜の蓋を開けている行為である事を、深く納得してくださればと存じます。
そして、是非とも自分の受ける予定の試験での1問題あたりの単価を出してくださればと思います。
もったいねえなあ、というケチ心が生まれれば、もっと丁寧に真剣に、テキストや問題集、過去問に接することができるかと思います。


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