| カテゴリー: 過去のススメ |
誰だってお勉強をするときがございます。
そう、試験から1ヶ月前の直前期でございます。
直前期ともなれば、どんなぐうたらな人でもお勉強をするようになるのでございます。
人間というのは、明白な危険や危機や差し迫らない限り、実感が湧かないものでございます。
お勉強におきましても同様でございます。
本試験という日は、受験生にとって一番大事で、1番危機的な日でございます。なぜなら、これまでの努力が効を奏すか全くの水泡に帰すかを決める日だからでございます。
しかしながら、お勉強期間中の大半は、本試験という日が間近にないことから、のほほんと過ごしてしまうのでございます。
そして、本試験より1ヶ月を切るあたりで、漸く、「やばさ」を感じるようになるのでございます。
そうこうして、誰もが、ぴりぴりした緊張感の元でお勉強に励むようになるわけでございます。
本当の緊張感のもとでは、人は自分の力量以上のお勉強ができてしまうものでございます。
これまでやってきたお勉強の総トータルくらいをやる人だっているくらいでございます。
直前期ともなれば、自分でも驚くくらいにばりばりとお勉強ができることを意識してくださればと存じます。
さて、直前期において大切なことは、この直前・追い込み勉強で、どれだけの量と質を確保するかでございます。
逆に言えば、直前・追い込み勉強のときに、どれだけお勉強がしやすくなっているか、なのでございます。
たとえば、とりあえず全部読んでしまい知らないところはゼロにしておいたり、苦手なところ・わからないところにはチェックやシールを貼っておいたり、何度も間違える問題や論点にはその旨を書いておいたりするのでございます。
記憶・暗記の状態につきましても、うっすら状態よりぼんやり状態に、ぼんやり状態よりかは2〜3言える状態にしておけば、直前期の憶えこみのときに有利に働くかと存じます。
こうした下準備を施しておくと、ぐんと直前期の総復習の能率が向上するのでございます。
最悪なのは、直前期なのにやったことのない単元、見たことのないところ、解いたことのない問題、憶えていない重要語句・用語があちこちに散見するときでございます。
遅きに逸したといえますでしょう。他の受験生と比べて2周・3周遅れと申しても構いません。よっぽどがんばらないと、落ちるでしょう。
直前期のがんばりは、ラストスパートなのでございますが、要は、どうラストスパートをかけるかでございます。
多少わからなくても、ある程度全体的に仕上げておく、不安なところは徹底して潰しておく、間違えた問題は何回か解いておく、どうしても忘れるところは毎日見て機械的の憶えておく、難しいところは表にして憶えやすくしておく、土日を使って最後までやりきってしまう、などなどしておけば、スパートの効果は倍々になるかと存じます。
てきぱきばりばりとお勉強をするには、それ相応の準備を整えておかねばならないのでございます。
ならば、いまのうちから、お勉強に励まざるをえないラストスパートに向けての準備を怠らないことでございます。
どうラストスパートをかけるかを意識したお勉強をお執りくださればと存じます。
スパートは
2009年6月18日 9:22 AM
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