独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

間違えること

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

多くの人が、間違えることはよくないことだと考えておられます。
しかしながら、事はそれほど簡単ではないことにご留意くださればと存じます。
間違いが良い変わるかは、一概には決めることができないのでございます。
たとえば、本試験でございます。
「本試験では間違えてはいけない」と言われれば、まさにその通りと考えるのではないかと思います。
しかし、でございます。
絶対に正しいかといいますとそうでもないのでございます。
本試験では間違えてもいい問題があるからでございます。つまり、誰にも解けようがない難問や見たことのない奇問、出題ミスかと訝られる珍問が出題されるためでございます。
こうした問題は間違えても良いものでありまして、もっといいますと、こうした問題など捨ててしまってその他の問題に時間を振り向けた方が賢明なのでございます。
「本試験では間違ってはいけない」という文言は、一見正しく見えてもそうではないのでございます。
日ごろのお勉強でも同様でございます。
間違いがよいか悪いかは一概には言えないのでございます。
本試験までの時間を受験期間などと申しますが、この期間を「訓練期間」と読み替えても支障はありません。
訓練期間とは、間違ってもよい期間ということができます。
基本的に、安定して何かをできるようになるには、ある程度の失敗が必要となって参ります。
訓練中には間違って失敗しあれこれと試行錯誤をして行くからこそ、次第に間違わないようになり、確実にできるようになるわけでございます。
お勉強を「訓練」といっても問題がないどころか、お勉強の真実を語っているように思うのでございます。
間違うからこそ、よく考えるし、憶えてやろうと意気込むのでございます。
個人的には間違うからこそ、記憶によく残ると考えてございます。
逆に、スムーズに理解したり憶えたりして間違わなくなったものの方が不安が残るくらいでございます。
このように、日ごろのお勉強は間違わないようになることを目標にしつつも、間違っていった方がよいという何とも二重の構造になっているわけでございます。
ですから皆さんには、失敗や間違いを恐れず、気にせず、気に病まず目の前のことや復習に精を出してくださればと思います。
とはいえ、絶対的にダメな「べからず」の間違いもございます。
100%してはならない「間違い」とは、点の取れる問題を落とすことでございます。
基礎・基本の問題、頻出している問題、過去に問われたことのある問題、テキストで太文字になっている問題を落とすことは、お勉強において絶対にやってはならないこととなってございます。
唯一、お勉強でやってはならない間違いがこれらのことと言うことができましょう。
逆に言えば、これら以外のことは間違ってもハイハイくらいの取り扱いでいいわけでございます。
間違うことは結構ではありますが、点のとれる問題は絶対に間違わないようにお勉強することも劣らず大事でございます。
間違いの取り違いをなさらないように申し上げる次第でございます。


間違いが

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