| カテゴリー: 過去のススメ |
地図のない旅も、時には良いのでございます。
目的地を決めず、ぶらぶらと散歩をするものも良いものがございます。
風任せ足任せでぶらぶらしてみると、同じ道でも新鮮な発見があるものでございます。
こんな店があったのか、あの店はもう潰れたのか、こんな抜け道があったのか、こんな花が咲いていたのかなどなど、これまでは見えてこなかったものが目に飛び込んでくるかと思います。
全く目新しいものを見るよりも、こうした日常の中の新しい発見の方が意外に面白いものでございます。
心にじんわり来るといいますか、中々のリフレッシュ効果があるものでございます。
とはいえ、ずーと当てのない散歩を続けると面倒になってくるものでございます。
毎回毎回、目的地のない散歩はそれほど長く続かないものでございます。
結局、続く散歩というのは、今日の散歩は公園まで、神社まで、図書館まで、スーパー・ホームセンターまで云々といったように、特定の目的地を定める形式になるのでございます。
どうして続くのかといいますと、やはり、行くべき場所・目的地が決まっているということと経路がわかっているという2点を挙げることができるかと存じます。
これら2点がはっきりしていると、徒労感といいますか気後れがなくなるといいますか、一種の安心感を持って歩いていけるのでございます。
このくらいの疲労があるだろう、このくらいの時間がかかると勘定できた方が、そつがなくうまくいくものなのでございます。
お勉強も同様でありまして、今日やるべきことについて、ある程度筋道を立てておきますと、進み方は順調であるかと存じます。
やはり、今日はアレをしてコレをする、少し休憩を入れて後は語句の見直しでもしておこうといった風に、今日のお勉強で何をしてどう進めるかを把握していた方が身の入るお勉強になるかと存じます。
やるべきこととその順序を明白にしておくだけでも、お勉強の進捗はスムーズでございます。
「あれをやる!」と一本調子のお勉強は、倦んだ現状を打破するにはよいのでありますが、ずーとその調子でやっていくのは難しいものがございます。
行き当たりばったりのお勉強も時には気楽で良いものがありますが、「それ」だけになっていないかをお確かめくださればと存じます。
進め方を
2009年4月9日 11:52 AM
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