独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

伸び悩んで上々

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

お勉強をしていますと、点数の伸び悩みに遭遇するかと存じます。
「以前は、10点20点と成績が伸びていたのに、いまや1点か2点しかアップしなくなった。」
下手をしたら、以前の模試よりも成績が下がることもあるくらいでございます。
なかなか伸びていかない実力に、悩んでいる方が居られるかと存じます。
しかし、そうしたことで、心を悩ますのは全くの無用であると考える人がわたくしでございます。
模試やテストの点数、成績、ランク、クラス、偏差値といった指標など、本当に参考程度にすべきものでございます。
本当は時々しか安くないのに、エブリディロープライスと言い張る安売り店並みの信用度しかないのでございます。
まず、試験というのは水物でございます。
本試験の問題が、これまでの傾向からがらっと変わる危険性がございます。
運よく、従来の問題が出たとはいえ、それが解けるかどうかはわかりません。
模試やテストの問題が、本試験に当たるかどうかも実に難しい問題でございます。
よく、本試験問題に的中!!などという文言をチラシやキャッチコピーで目にするかと存じますが、逆にいえば、それだけしか当たっていなかったというわけでございます。
模試やテストの結果が、直接的に本試験での結果に関わっているわけではないことがお分かりいただけるかと存じます。
また、わたくしたちのお勉強の進捗をも考慮に入れて、見ていかねばなりません。
試験の実力というのは、直前期のがんばりで本当にひっくり返ってしまうものでございます。
いくら安定して成績をたたきだせる人でも、実力が上り調子の人に席順で劣ってしまうことは多々ございます。
このように、中途の成績の諸々の指標など、当てにならないものなのでございます。
そうした、当てにならないもので心を煩わせてはならないのでございます。
わたくしたちが煩わさなければいけないことは、模試なりテストの問題の基本・基礎的な問題、過去問に類似する問題がきちんと解けているかどうかでございます。
もし、そうした点が取れる問題を一問でも落としていたのであれば、それこそ、心を砕かねばならない「真の問題」なのでございます。
まずは、問題への視点を変えなければならないかと存じます。
点数や偏差値や合格可能性の判定など、鰯の頭程度のものでございます。
それ以上に、取れる問題で落としたものの復習のほうが先決でございます。
タイトルに伸び悩んで上々と申しましたのは、伸び悩んでいる方が、失点や誤りといった形でやるべきことがわかるからでございます。
実は、実力が付けば付くほど、やるべきことがよくわからなくなってくるのでございます。
しかし、伸び悩み時期には、やるべきところがそこかしこに、やるべき対象を見出すかと存じます。
そして、それらを復習していくだけで、ピンポイントに実力を伸ばすことができるのでございます。
やるべきこととその効果が明白になっていることのお勉強ほど気楽なものはありません。
もし、トップクラスの成績で伸び悩んでいたとしても、十分に合格圏にいるわけですから、従来のお勉強が間違っていない証拠でございます。実力の維持を図れば良いわけでございます。
中間層での伸び悩みしても、それは、やるべきことが明らかになっているだけですから、復習していけば良いだけの話でございます。
成績の下のほうで伸び悩んでいるのは、単に勉強していないだけなので、問題外でございます。
伸び悩み中だからこそわかることを、しっかりキャッチしてくださればと存じます。


探さなくていいだけ

みんなとシェアする