独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

お勉強の薬

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

お勉強をしておりますと、ときには、やりたくないこともあるでしょうし、めんどくさく思うこともあるでしょう。
見たくもないことも、当然あることかと存じます。
こうした、軽いスランプに陥ったときには、心中に不安が無いかどうかをお調べくださればと存じます。
お勉強が嫌になるときは、そう数多くはないものでございます。
たとえば、憶える端からどんどん忘れる徒労感とか、難しいことが連続したときの困難感、やることはわかっているけどめんどくさい忌避感などでございます。
こうした感情を抱いたときに、お勉強というのは嫌になるものでございます。
しっかりと、自分がどうしてそう思っているのか、お調べくださればと存じます。
お勉強が嫌になる原因が、体調不良とか時間が取れないといったことなら致し方もございませんが、もし、根底に不安がそのあるのであれば、考え直さなければなりません。
というのも、わたくしたちには、「不安」なる機制が備わっているからでございます。
わたくしたちは、将来に備えるために、先天的に「不安」という身体機能を有しているのでございます。
もし、わたくしたちの祖先が、過度に楽観的であれば当の昔に人は滅んでいたことでしょう。
雪山登山のパーティーで、アハハ大丈夫大丈夫と進んでいくバカ集団と、地図を何度も確認し方位を確かめ隊員の体調を重視し、慎重に歩を進めるパーティーとどちらが生存可能なのかというわけでございます。
不安というのは、危険予知能力と言い換えても良いかと存じます。
先々に備えようとするからこそ、不安に思うのでございます。
わたくしたちの諸々の感情のうち、不安は実に根深くて持続性の高いことを思い浮かべれば、ご理解いただけるかと存じます。
さあて、お勉強のイヤン感についてでございます。
お勉強が嫌に感じるようになったときは、まず、不安が無いかどうかを確かめることでございます。
不安という機制は役にも立ちますが、まったく役に立たないこともございます。取り越し苦労という奴でございます。
お勉強で難しいことが続けば、この先もずっと難しいことや面倒なことが続いて更に苦労するかも知れない?!といったように、わたくしたちの不安機制が働いていることがあるのでございます。
お勉強したことを忘れまくれば、わたしはこれからも憶えられないのでは?と不安の機制が働くのでございます。
しかし、これまでの合格者の数の人が克服して打ち勝ってきたのであります。別段にあなただけができないわけではありません。
いくら忘れるといっても、ひとつくらいは憶えているものですし、やり方がひどく悪いだけかもしれません。
平均的なわたくしたちは、平均的にやっていけば、平均的な確率でうまくいくものでございます。
また、ざっと先をページを覗いてみれば、難しいと思っていたところはあと数ページということもありましょうし、先々の章はいまやっている所よりもずいぶん楽そうという発見もあることでございます。
不安は不安で、お勉強の原動力となって良いのですが、中身の無い不安には付き合わないほうが良いかと存じます。
結局、お勉強の不安は、お勉強を通してでしか解消できないものでございます。
不安に思ってあーだこーだとだらだらするのはほどほどにして、お勉強という名の投薬をお続けくださるようご助言する次第でございます。


お勉強の薬は

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