独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

良くも悪くもマイペース

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

マイペース・マイペースと、よく言われるものでありますが、諸刃の剣であることをご理解いただければと存じます。
マイペースは良くも悪くもあるのでございます。
マイペースでは困るのが、ノンビリ屋さんでございます。
やることが着実で確実なのは、その利点かつ美点でございます。
しかしながら、はっきりいってしまえば、やることが遅くてとろいのでございます。
カレーができてからご飯を炊くようなことでは、効率の良いお勉強など程遠いものでございます。
ですから、のんびり屋さんが、マイペース・マイペースと唱えてばかりいると、本試験の1ヶ月前になっても過去問が全て終わっていないという、どうにもならない状況に追いやられてしまうのでございます。
流石に、準備不足といわざるを得ません。まず、本試験の結果が良いことはないかと存じます。
自分のことをおっとりしているとお考えになっている人は、マイペースには毒されず、はや歩きかしらん程度のスピードを以って、目の前のことにお取り組みくださればと存じます。
対して、マイペースが良い結果をもたらすのは、せっかちな人、いらちな人でございます。
アレもコレもやらないと!と焦ってしまう人や、自分の力量を超えているのに背伸び・背伸びをする人でございます。
基本的にスピードアップは大切な要素でございます。
しかしながら、何でもかんでも急いでやってしまうと、すぐにオーバーヒートをしてしまい、急いだことが元の木阿弥になる場面が多々あるのでございます。
また、急いでやれば、多少(1割か2割くらい)は作業量も増えることでありましょうが、急いだ分、雑なところもあり、なかなかに質と量との両立は為しがたいのでございます。
焦ってしまう人、何でも抱えてしまう人にこそ、マイペースが大事になってまいります。
周囲のことに過度に影響されず、自分の力量に見合った量と内容のことをすることで、ロスと徒労の少ないお勉強が可能となるのでございます。
このように、マイペースは金科玉条に良いものでもなく、そして、悪いものでもないのでございます。
自分のペースを考えるにあたっては、「気持ちよさ」を基本に考えるかとよろしいかと考えます。
急ぎ過ぎというのも、あまり気持ちのよいものではありません。なんといいましょうか、充実感ややった感が少なく、今日はいったい何をやったのかと思うと茫漠とするものでございます。
逆に、あまりに遅かったりだらだらしているのも、気持ちはよくないのでございます。
山登りのように、山では急いで歩いても吐き気を催すのみですし、ゆっくり歩き過ぎれば余計体力を消耗してぐったりするが如しでございます。
急ぎがちな方はペースを落として、内実のある歩みを続ければ、気持ちのよいペースになるかと存じます。
一方ののんびり屋さんは少しスピードをアップして、少しでも多くのことをこなすようにしていけば、気持ちよく目の前のことに取り組めるかと存じます。
なによりも、自分のペースの発掘にいそしんでくださればと存じます。


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