独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

自分の真似1

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

お仕事に上達する手っ取り早い方法は、上手な人の真似をすることでございます。
円滑かつ効率的な仕事の進め方に、特許も著作もありません。
真似のいいか悪いかは二の次、どんどん盗んで吸収していけば良いかと存じます。
なぜ、真似るのがよいかといいますと、まず、仕事そのものの性質があるかと存じます。
ほとんどの仕事においては、独創性や個性は求められていないものでございます。
ほんとうに、ごく一部の職業と仕事内容のみに、それらは求められている次第でございます。
いうなれば、美術や芸術、工芸の世界においてのみ求められているのが、独創性や個性でございます。
通常の世間一般の仕事には、独創性や個性など邪魔なことが多いのでございます。
逆にいえば、そうしたものがあるからこそ、目の前の仕事が進んでいかないことが多いと忖度いたします。
ですから、仕事のやり方などは、どんどん真似ていっても、何の不都合もないのでございます。
その次の理由としては、他人がうまくいっていることは、自分が真似てみてもうまくいくという点でございます。
もちろん最初のころは、真似るのにも一苦労でありましょうが、その真似る過程も、能力や経験の磨き上げに貢献しているものでございます。
何もしないに較べれば、真似でもやっていった方が格段に仕事能力は上昇し、最終的にはうまくいく算段が立つのでございます。
うまくいきやすいというのが、真似の2番目の理由でございます。
そして、真似の最後の理由です。
真似るのは考えなくても良いという最大の利点がございます。
下手な考え、休むに似たりと申します。
下手に考えても時間と労力の無駄になるばかりでありまして、そうしたロスを発生させるくらいなら、他の人のいいところをそっくり盗んだ方が効率的なのでございます。
真似るのは基本的に見たままを自分で再現するものでございます。
頭を下手に使わない分、ロスは少なく、それだけ効率的なのでございます。
さて、以下に述べますのは、少しく難易度の高い上級レベルのコツでございます。頭の片隅にでも置いてくださればと存じます。
そのコツとは、自分で自分のことを真似ることでございます。
好調なときやさくさく進んだときのことを思い出して、どうしたらああいう風にできるのか、何が要因でああいった風に進んだのかを反芻して、当時にどうやったのかを真似てみるのでございます。
このやり方だと、ほかならぬ自分を真似るわけですから、真似やすいという利点がございます。
また、真似る対象は自分ですから、真似の材料が無くなることがありません。
そして、自分を真似るわけですから、あれこれといろんな角度から見れますし、その内面的な部分も観察できるわけでございます。
自分がうまくいった方法なのですから、うまくいく可能性は大でありますし、また、一度か二度経験したのですから、それを再現しやすいというこうができましょう。
自分のうまくいったときを真似ることで、よりやり方や考え、心構えが洗練されていくかと存じます。
しかしながら、この自分を真似るというのは、きちんと己を把握する必要がございます。
手前味噌で主観オンリーで己を振り返ってみても、引き出されるものは少ないでしょう。
きちんと自分を客体化できるかどうかが、この自分を真似る最大の難所であるかと存じます。
こーだからこうなんだ、あーだからあーなんだ、こうしたら自分はやるといった、自分を動かすコツをお探りくださればと存じます。


自分も

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