独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

細分化方式

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

独学というのは、基本的に先に進むのがモットーでございます。
先にどんどん進んで、最後まで到達した後から、ゆっくりやっていけば良いという考えでございます。
それは、たとえ、わからないことや理解不能の箇所があっても、先に進んで行くのでございます。
というのも、いちいちわからないところで立ち止まってしまうと、勢いが削がれるからでございます。
いちいち立ち止まるよりも、わからないところはほったらかしにして、最後までやりきって全体像をつかみ、そこからゆっくり時間をかけて取り組んでも遅くはないのでございます。
わたくしは、この先々のやり方でやって参りましたので、皆さんにとってもそれ程、不都合なことはないと考える次第でございます。
とはいえ、いつもいつも前進ばかりで、先へ進むのみというわけではないのでございます。
先へ進んでは見たが、何か実力不足を感じたり、基礎・基本的な素養の少なさを体感したり、(あそこの○○をきっちりおさえておかないとダメだなあ)と思ったときには、作業ヤメ、回頭180度となるのでございます。
自分のわからないところが先々で必要になると知ったときには、今やっていることは中断して、マスターべきページに戻り、1つの文章に10分20分、1ページに1時間かけて、彫るように進んで行くのでございます。
それも、徹底して理解に勤めて行きます。
このときのポイントは、大雑把にやらず、1テキスト、1センテンス、1ワードにまで、わからないことをどんどん細かくわけていくことでございます。
自分のわかっていないところがどこなのかわかるだけで、わからないことは大幅に改善されていきます。
そして、やるべきところを細かくすることで、乏しい実力しかなくても、何とか理解の糸口を発見できるようになるのでございます。
困難は細分化せよ、といった古人の言は、お勉強にも当てはまるものでございます。
わからないことは、わからないところをそっくりそのまま考えるのではなく、まるで解剖学の授業のように、細かく分けて見ていくことをお勧めいたします。
きっと何か、見落としていたもの・勘違いしていたこと、憶えるべきであるのに憶えていなかったことを発見するのではないかと存じます。
しかしながら、細分化はいいことばかりではないのでございます。
細分化によって悪化することもあるのでございます。
それは、お菓子の食べ過ぎでございます。
ブリキ缶に入っている高級チョコレートの大きさを思い浮かべてほしく存じます。ほとんどのチョコは、1.5センチから2センチ程度の大きさであるかと存じます。
それはなぜかといえば、食べやすいからでございます。
板チョコ1枚どんと置いていても、食べ難いのかそれほど量は減っていかないかと存じます。
しかし、同じ板チョコであっても、ピースごとにばらばらにして、タッパーなり陶器の小物入れに入れておくとあっという間に、蒸発したの如く、食べてしまえるのでございます。
飴ちゃんも同様の事情にございます。
飴ちゃんを袋に入れたままにしておくと、取り出しにくいのか、あまり量は減っていきません。
しかし、先ほどの板チョコのように手に取りやすくしておく、たとえば、常に机の上に数個置いておく、といった処置をしておきますと、何とはなしに口に放り込んでしまい、すぐさま無くなっていくものでございます。
細分化は、食べ難いものでも、あっというまに平らげてしまう魔法の効能がございます。
お菓子を細分化すると危険なほど食べてしまえるので、ご注意の程をば、お願い申し上げる次第でございます。


細分化は

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