| カテゴリー: 過去のススメ |
お勉強とは基本的に負担の多い作業でございます。
面白おかしく楽しくはなく、リラックスできるものではありません。
頭をぎりぎりと捻って脂汗が流れることの方が多いかと存じます。
こういった苦痛というものを身体はよく憶えているものでございます。
お勉強がだんだんと気重になるのは、身体の拒否作用であるといえるのでございます。
しかし、だからといって、我が身に素直になり、お勉強を拒絶して居れば良いというわけではありません。
お勉強というのは継続が大切でありまして、やったりやらなかったりが一番、損をする勉強の仕方となってございます。
時間をお勉強に配分しているのに、実力があまり伸びないという人は、例外なくやったりやらなかったり型のお勉強となってございます。
お勉強というのは、続けさえすれば誰でもできるようになるのが、その真実でございます。
しかも、身体が嫌がるのは、ある程度の実力が付くまでの間のことでございます。
ですから、いやいやであってもお勉強を続けて力を蓄えていくことが大切なのでございます。
とはいえ、身体のほうは嫌がってございますので、いざお勉強を始めるまで時間がかかるのも、これまた真実でございます。
症例の軽いうちは、お茶でも入れてやるかといった風に、(よし、やるか!)と思い立って実際のお勉強に取り掛かるまでの時間が短くなってございます。
おそらく、お湯の湧く5分くらいのタイムラグでありましょう。
しかし、奨励が重くなるにつれて、取り掛かるまでの時間が5分から10分、10分から15分、15分から30分と伸びて行くのでございます。
このようにお勉強までの着手時間が長くなればなるほど、澱のように心中にグダグダ感が積もっていくものでございます。
そして、いつの日か爆発してしまうのでございます。
また、精神衛生上もよくはありません。(べんきょうせんとなあ)と思って何かほかの事をアレコレしていても気は晴れず、何とも気重になるばかりでございます。
では、どうしたらいいかというわけでございます。
まず確かめてほしいのは、嫌だなあと思ってだらだらぐだぐだお勉強に取り掛かっても、いざ始まれば30分1時間2時間とお勉強が続く点でございます。
できることはできるという事実でございます。
何か物理的な理由、たとえば体調が悪い、吐き気がするといった目に見える障害はないのでございます。
多くは、実体のない気の迷いなのでございます。
ならば、そんな幽霊モドキを相手することなく、さっさとやって気持ちよくお勉強を終えればいいだけの話。
何だかぐだぐだするようになったときには、5分後云々といわず、すぐに一瞬で取り掛かるようにすることをお勧めいたします。
朝、暖かい布団からでるときの、一瞬の気合をお勉強に用いるわけでございます。
ぐだぐだすることを完全に否定するわけではありません。一種のテンションアップタイムであったり準備運動時間であったりするからでございます。
しかし、30分以上、アイドリングに時間をかけるのは、お勉強の効率の上からも、メンタルの上からも賢明ではないかと考えます。
人間、スイッチのオンオフを切り替えるが如く、一瞬で気持ちを変えることは可能でございます。
やると思った瞬間、何も考えず着手する方法のほうが、低調で低空飛行を続けるときには有効であることをご理解頂ければと存じます。
今この
2009年2月4日 11:45 AM
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