独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

動くまでが

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

やったりやらなかったりが、お勉強の日常ではないかと存じます。
もちろんのこと、やった方がいいに決まっております。
とはいえ、なかなか、頭ではそうわかっていても、できないものでございます。
頓知というか詐欺まがいといいますか、小理屈・へ理屈ではありますが、やることを楽にする方法はございます。
それは、楽になるまで続けることでございます。
なんだそりゃという落胆の声が聞こえそうでありますが、やはり、楽にするにはこれしかないような気が致します。
お勉強というのは、動き出すまでが大変なのでございます。
いうなれば、試験勉強の序盤あたりが最も苦しいのでございます。
劇や芝居と違って、お勉強は最初にクライマックスが来るのでございます。
最初のこるは、えいやおーと気合に気合を、活に活を入れてでないと、お勉強に立ち向かえないものでございます。
しかし、ある一定の線を越えると、まるでベテランの事務職員のように、今日は○○と××をするのね、みたいな感じに、たんたんとお勉強をこなしていけるようになるのでございます。
習慣化されたというか、やることが既成事実と化したといいますか、ほんとうに、自然にお勉強に向かえるようになるのでございます。
いうなれば、お勉強は中盤や終盤の方が楽なのでございます。
お勉強というのは、台車の上に巨大な岩石がのっかている情景を想像してくださればと思います。
こうした重い荷物を運ぶときは、最初にどれだけ力を込められるか、その力を維持できるかにかかってまいります。
中途半端な力では疲労するばかりで、余計にしんどくなるのでございます。
最初に大きな力を込め、途中までその力を維持すること、これが肝要でございます。
そうこうしていくと台車の車輪の回転は良くなり、勢いもついて、最初のときよりも少ない力で、台車は動いていくのでございます。
台車を押すときに「よいしょ!」と声を出しますが、動き出したら声を発しないかと存じます。
再度申します。お勉強は動き出すまでが大変でございます。
逆にいえば、動き出すようになれば楽になるということでございます。もっと逆にいえば、最初のしんどい期間をどう凌ぐかが、お勉強のコツであるのでございます。
最初さえ凌げば、何とかなってしまうのです。
最初の頃にお勉強に挫折すると再開はほとんど無いといっていいのですが、中盤以降ともなれば、1回や2回挫折しても、意外にすんなりお勉強に戻る人が多いように存じます。
続けることさえできれば、挫折リスクも低くなるのでございます。
では、最初のしんどいときを越えるにはどうしたらいいかというわけでございます。
それは、今サボると先々余計にしんどくなるという観点から、現状を分析することでございます。
「ここでサボると振り出しだ」と紙に書いて張っておくのも良いかと存じます。
勢いに乗れば、今の3割減の力でも、お勉強をこなしていくことが可能です。
ですから、先の楽チンモードを享受するために、今だけがんばること、淡々とこなしていくことでございます。時間がなくても、少しでも見ておくこと、テキストを開くことでございます。
お勉強の事実として、先になれば必ず楽になってまいります。それを信じて目の前のことにご尽力くださればと存じます。


今だけが

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