独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

生活の思考力

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

基本的に、お勉強というのは不安との戦いでございます。
すぐに結果が出るのであれば、不安などゼロなのでございます。
いま目の前でやっていることが数量化できて、目でわかるように現われるのであれば、不安を抱かないものでございます。
しかしながら、試験勉強というものは、長期間に渡るうえに手応えというものが希少でございます。
いくら問題演習や過去問演習で完璧に近い状態になっても、不安の種は引きも切らないものでございます。
また、もしで良い成績、上位の成績であったとしても、本試験問題が模試の傾向と全く違うときもございます。
模試は究極的には模擬の試験でありますから、トップクラスの成績であっても、不安の種はなくならないものでございます。
もちろんのこと、普段のお勉強ではわからないことや理解できないこと、憶えられないこと、忘れていることばかりでストレスも溜まりがちでございます。
ですから、余計に、不安の気分に陥ってしまうかと存じます。
しかし、不安とは命を削るかんなかな、といいますように、不安が心中に巣くってしまうことほど、日常生に支障を与えるものはございません。
お勉強が非能率は言わずもがな、不調の元、果てには病気の元になりかねないものでございます。顔色も悪くなりますし、まあ、煙たがられます。
幸福とより良い生活を求めてのお勉強であるのに、これでは本末が転倒してございます。
「不安をどうするか」−これもお勉強のコツなのでございます。
まずは、何かを考え込んでいる人は、考えないようにしてみることでございます。
先週または先月という期間を取って、その期間をトータルで振り返り、いい考えが浮かんだかどうかを確認してみることでございます。
あれば、良いのでございます。改善点が見つかれば、結構至極。考え続ければ良いかと思います。
しかし、その期間の間、考えて妙案が浮かばないのであれば、単に膨大な時間を費やしただけでございます。
あれやこれや、自分の趣味や好きなことに投入しても結果は異ならなかったのでございます。
そんなに考えてみて不安がってみて、何もでないときは、現時点ではできないこと、解決する手段が無いときでございます。
ならば、全く違った形でアプローチをするしかないわけでございます。アレならいけるか、コレならいけるかと考えていったほうが、建設的でありましょう。
基本的に不安というのは、ぐるぐると同じ思考をしていることが多くございます。
犬ころが自分の尻尾を追い掛け回してくるくる回っているような愚かなことから脱却することが、不安対策の一助であるかと存じます。
また、「不考性(ふこうせい)」という言葉を頭に置いておくのもよろしいかと存じます。
それ以上考えられない、という状態まで行き着いたなら、もう考えなくても良いという意味でございます。
有体にいえば、やることはやった、考えられることは考えたといったさぱさぱした状態までまではしっかり考えて、それ以上はもう考えないようにすることでございます。
お勉強を毎日やってみて、それでも合格に不安を覚えるときは、「やることはやっている、合否をどうこう考えても仕方が無い。最悪、もう1年、同じことをやるだけの話だ」なんて風に考えをストップしてしまうのでございます。
考えないようにするのも、思考力を司るものではないかと存じます。
もっというなら、結論というのは、それ以上は考えない状態になることでもございます。
不安でぐるぐる同心円の思考に陥っていないか、同じことを同じように考えてはいないか、うまくいかないときはお確かめくださればと存じます。
おそらくそれらが、やる気を削いでいる原因であるかと存じます。


本当に

みんなとシェアする