独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

難易度の変化

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

潮の流れの変化というものがございます。
海水浴に行きますと、潮の流れの変化を実感できるかと存じます。
お昼ごろまではのん気に凪いだ海面が、3時過ぎになると少し荒れてくるものでございます。
潮の流れの変化は、地域にも寄りましょうが、結構、大きなものがあるのでございます。
潮の流れが変わってきたら、まあ、小さいお子様は浜に上げておくのが、親としての良心でありましょう。
流されるととんでもない沖まで運ばれる可能性もございます。
下手な心労を買うくらいであれば、浜で砂の城(夫婦生活のことではありません)でも作って遊ぶのが賢明であるかと存じます。
お勉強においても、潮の流れの変化といいますか、お勉強の体温が変わると申しますが、一気に難易度が変わることがございます。
富に顕著なのは、過去問でありましょう。
過去問は、基本的に難易度が増してございます。
テキストや基礎的な問題集の倍は、難解であるかと存じます。
過去問というのは、本試験をまとめたものでございます。
では、本試験とは何かといいますと、受験生を選別するものでございます。
テキストや問題集は、知識のスムーズな習得を目的としております。
ですから、難しいことや変なこと、ちんちくりんなことは省いているのでございます。
しかし、本試験は受験生を、あからさまに言うなら、落とすことに目標がございます。
ですから、ぐぐぐっと難易度は高めになるのでございます。
何を言っているのかすらわからない、問題に遭遇することもありましょう。
皆様方にとっては、過去問とは、テキストや問題集といったものとは、別個のものであると、お考えくださればと存じます。
もともとの性質が全く違うのでございます。
テキストや問題集と、同じような気持ちで過去問に進むと、手痛い目にあうかと存じます。
過去問へと、足を運んだときには、その問題の流れの変化を、いち早くお気づきくださればと存じます。
とはいえ、まあ、過去問というのは、やれば誰でもできるようになっていますし、下手な過去問をつかまぬ限り、やるべき問題と捨てる問題との区別を、解説で暗にしてくれているものでございます。
過去問の難しさに、いたずらに引っかからないように申し上げる次第でございます。
ああ、できない!、ああ、難しい!!と受験生に思わしめるのが、過去問のお仕事なのでございます。


過去問とは

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